キャリアbaseとは

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キャリアbaseとは

キャリア教育を通じて
一人ひとりに「いきる力」を

私たちは「学校と社会の架け橋に」をスローガンに掲げ、高校生を中心とした若者に向け、社会に出る準備となるキャリア教育・個別就労支援・居場所支援を軸に活動をしています。

キャリアbaseが目指すもの、それは子どもたち一人ひとりが自分らしく生きることを選択し、前向きに社会へと旅立っていく、その支援をすることにあります。

さまざまな背景を持った子どもたちがいますが、誰もが“生きやすい社会”にしていくために。いつでもひらかれた「おかえり」と「いってらっしゃい」のある港のような存在となれるよう、活動を続けていきます。

私たちが取り組む社会課題

キャリアbaseとは

NPO法人キャリアbaseは、2021年から「学校と社会の架け橋に」をスローガンに掲げ活動を開始し、これまでに、のべ10,000名を超える高校生・教職員へのキャリア教育と、年間70名を超える生徒への個別就労支援を実施してきました。

私たちが主にサポートしているのは、本人や本人の家庭の事情によって、進学や就職に課題を抱えている生徒たちです。彼らが抱える問題は千差万別であり、18歳という若さで「自分の未来を諦めてしまう」ケースも少なくありません。

大学生の就活とは大きな違いのある、高校生の就職活動の現状と課題
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独自の文化やルールにより、
“選択肢”が極端に狭まる高校生の就職活動

一人一社制」という言葉を耳にしたことがあるでしょうか。全国では、年間約100万人の高校生が卒業していきますが、このうち15.4%(約16万人)は、高卒での就職を希望しています※1

そんな高校生の就職活動には、一人一社制」や「学校斡旋と呼ばれる、大学生の就職活動とは異なる独自の文化やルールがあります。

1 出典:「令和4年度 学校基本調査」(文部科学省)

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このような制度は本来、「複数応募をすることで就職活動に追われ、学校生活に支障がでることを防ぐ」といった目的のために定められたものです。

一方で「(原則)内定辞退が行えない」「希望する就職先の選考を受けることができない」「選考スケジュールがタイトで、じっくり企業探しを行えない」などの弊害をうみ、結果的に、高校生の就職活動の選択肢を狭めてしまっています。 

その結果、就職時におけるミスマッチが生まれる可能性も高まり、9人に1人が、最初の会社を半年以内に離職する※2という、高卒者の“超早期離職”を生み出しているのです。

2 出典:「高校生の就職とキャリア」(2020年/リクルートワークス研究所)

多くの困難を抱え、“生きづらさ”に悩む生徒たち

「高校生の新卒採用」は、戦後から企業の“労働力確保”という役割を社会の中で果たしてきた一方で、前述したような多くの課題も持ち合わせています。さらに、視点を通信制高校に向けると、事態はより深刻です。

近年、子どもの不登校の中でも中学・高校における割合は72.4%と、21万人を超えています※3。その中でも、高校進学後に不登校となった生徒の多くは通信制高校へ編入し、通信制高校に通う生徒は日本全国で20万人を超えています※4

通信制高校に通う生徒は、何らかのハンディキャップを持ち、“生きづらさ”を抱えているケースも少なくありません。発達障がいの子もいれば、自閉症の子・ヤングケアラーとして踏ん張っている子・外国籍でまだ日本語が流暢ではない子・施設育ちで18歳で住処を失う子など、彼らの抱える課題はさまざまです。  

また、対人関係・家庭環境などに問題を抱え、コミュニケーションにハードルを抱える生徒も少なくなく、卒業後の進路として「就職」という道を選ぶ際には、更なる課題が顕在化します。

3出典:「令和3年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に対する調査結果」(文部科学省)/※4出典:「学校基本調査(平成元年)」及び「学校基本調査(令和元年)」(文部科学省)

 「進路未決定のままの卒業」が引き起こす、社会的孤立
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通信制高校では、全体の約3割、実に9万人近い生徒たちが「進路未決定のまま卒業している」という実態があります※5。高校生の新卒採用を検討している企業は「明るさやコミュニケーション力」を重視する傾向が強く、「通信制高校の生徒」というだけで、企業側から敬遠されることは珍しくありません。
5 出典:「令和3年度学校基本調査結果」(文部科学省)より

加えて、通信制高校の生徒は「学校に通う」という機会が少なく、居住地も各地に点在しています。結果的に、学校や友達との関係性が強くならないまま卒業を迎えてしまうケースも多く、そのような状況下における「進路未決定のまま卒業」は、さらに社会的孤立を深めてしまう要因にもなっています。

当然ながら、学校現場では多くの教職員の方々が、生徒のサポートに向け日々尽力しています。しかし、生徒の抱える悩み・課題は年々複雑化し、学校だけでは対応しきれない難しいケースが増えてきています。そして、その受け皿となり得る支援体制はまだまだ少ないのが現実です。私たちキャリアbaseは、そんな生徒・教職員の方々をサポートしていくため、体制を強化していきたいと強く考えています。

キャリアbaseの特長

キャリアbaseとは

01. 必ず寄り添う

子どもたちが抱えている課題は無数にあります。

私たちはどんな背景を持っている生徒でも、必ず寄り添い、ともに未来に向けて歩んでいけるよう伴走します。

学校や企業などで経験を積んだキャリアbaseのメンバーが、国家資格2級キャリアコンサルティング技能士・国家資格キャリアコンサルタント・児童指導員などの資格を活かし、子どもたちと向き合っていきます。

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02. 中・長期的なキャリア探究

キャリア教育では、高校1年生・2年生の時から、少しずつ社会を知り、自己を理解し、自らの可能性をひらいていくことが重要です。

私たちの豊富なキャリア教育のプログラムは、点で終わる情報提供ではなく、中・長期的に子どもたちと関わり、自分らしく未来を決めていくための支援を行います。

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03. 豊富な企業ネットワーク

もともとHR業界で活躍してきたメンバーも多いキャリアbaseでは、生徒一人ひとりにあった企業を探す個別の就労支援を強みとしています。

私たちのビジョンの一つは、企業の皆さまとともに地域に雇用のセーフティネットワークを創りあげること。誰もが安心して挑戦できる社会を目指して、企業との共創も大切にしています。

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