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私が通信制高校生向けフットサルイベントをやる理由⚽

私が通信制高校生向けフットサルイベントをやる理由⚽ | 休眠預金活用事業|ちばのWA

キャリアbase・あすリード部として活動しながら、日本女子フットサルリーグに所属しているバルドラール浦安ラス・ボニータスの現役選手である倉持杏子は、地域の通信制高校生に通う生徒向けのフットサルイベントを今年に入ってから3回実施しました⚽

柏駅東口から徒歩17分のところにあるフットサル施設“リアクション柏”さんにご協力いただいており、過去3回のイベント参加者は合計60名を超えています。

リアクション柏さんは地域の通信制高校生の体育の授業や部活動でも使用されていて、生徒たちにとっても「一度は行ったことのある」馴染みのある場所となっているケースが多く、安心してイベントに参加できる一つの要因となっていると思います。当初、施設長・飯塚さんにご相談させていただいたところ、快く受け入れていただき、イベント実施のみならず、キャリアbaseのパンフレットやみなと通信も置いてくださり、活動を後押ししてくださっています。

リアクション柏さん、飯塚さん、本当にありがとうございます。

今回のブログのテーマ、私が通信制高校生向けフットサルイベントをやる理由」をお伝えしたいと思います。

①評価は気にしなくていい

日頃生徒たちがスポーツをする機会といえば、体育の授業、部活動、クラブチームといったところでしょうか?特にみんなに経験がありそうなのは「体育の授業」かと思います。

科目授業となるとどうしても成績をつけないといけなくなりますが、もしかしたら「成績(評価)を気にせず思いっきりスポーツをする」機会は小学生などの時か…もしくは公園などで遊んでいた時くらいでしょうか。

私自身、サッカー、フットサルを始めてから20年経ちましたが、思い返してみると高校生時代に意外とそういった機会はなかったかもしれないと感じています。

運動が好きな人も、少し苦手な人も、特に好きでも嫌いでもない人も、誰でも参加できるこのフットサルイベントには成績をつける人、評価する人はいません。生徒たちが自分のペースで、自分らしく楽しむ時間になっていたらいいなと思っています。

②今日よりも明日、ちょっと自分を好きになれるかもしれない

フットサルイベントではメニューやルールを工夫して色々なことに挑戦してもらっています。チームで取り組むものがほとんどですが、その中で仲間から声をかけてもらったり、出来なかったことができるようになったりしています。

先日初めて参加してくれた女子生徒はあまりボールを蹴ったことがないと不安そうな様子でしたが、他校の男子生徒が丁寧にボールの蹴り方を教えてくれて上手に蹴れるようになっていました。女子生徒は試合の待ち時間も端っこで練習していて、試合の時もシュートを打っていました!

③他校の生徒と交流ができる

参加してくれた生徒同士、自己紹介をしたり、チームで取り組むメニューを経て、少しずつ雰囲気が暖かくなっていくと、生徒たちの表情も変わっていきます。

学校外に友達を作りたいと思ってもそう機会は多くないので、フットサルイベントを通じて気の合う友達が見つかったらいいなと思っています。

④安心できる場

3回の実施をしてきましたが、初めて参加してくれる生徒や前回楽しかったからともう一度参加してくれる生徒、友達を誘ってみました!というケースもあります。

先日開催したときには、学校行事の関係でイベントには参加できないけど「見学」に来ましたと、8名ほどの生徒が外から盛り上げてくれました。

「あそこは安心できる」「あそこなら行ってみたい」

生徒たちがそんな風に思える場づくりをこれからも大切にしていきたいです。

生徒たちの“日常”に“少しの非日常”を作りながら、そこで出会う他校の生徒、大人たちとの時間を通じて何か気持ちの変化があったり、自分探しのヒントになったり、自分にとっての「居場所」を見つけてくれたらいいな、とそんな思いを込めて実施をしています。

また、フットサルイベントはキャリアbaseのキャリア教育支援でプログラム化しているスポーツコミュニケーション~フットサル編~のカスタマイズ版となっていますが、NPOの大先輩である「認定NPO法人 育て上げネット」さんの月1フットサルという活動に参加させていただく中で、若者にとっての様々な機会や交流がいかに大切であるかということを学ばせていただき、キャリアbaseのフットサルイベントを形にさせていただく上で、大きなきっかけとなったので、心から感謝しております。

「いつか、コラボできる日が来たらいいね」というお言葉までいただき嬉しかったので、近い将来実現出来たらいいなと思っています。

本記事をご覧いただき、フットサルイベントが気になった生徒・先生方がいらっしゃいましたらお気軽にご連絡いただければと思います🍀
公益財団法人ちばのWA地域づくり基金様が実施する、休眠預金等活用法に基づいた「若年就労困難者のための包括的就労支援事業」を行う実行団体に、キャリアbaseが選ばれました!2023年5月より、3年間にわたって事業を進めていきます。

本事業においては、千葉県東葛エリアの通信制高校に通う生徒を中心に、個別就労支援・キャリア教育・居場所支援等の活動を届けていきます。現在、東葛エリア内の通信制高校との連携強化を図っており、その活動の一環で、東葛エリアの高校生同士が交流でき、コミュニティを拡げていけるような場として今回のイベントを企画しています。

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