2024.07.18
校内キャリアサロン設置が決定!飛鳥未来高校池袋キャンパス ~休眠預金活用事業プロジェクト~

2024年6月、NPO法人キャリアbaseは、休眠預金等交付金を活用した『高校生世代の子育て家庭「くらしと学びの危機」緊急支援事業』(資金分配団体:キッズドア様、READYFOR様)に採択されました!本事業の実行団体として、キャリアbaseでは2024年7月より、通信制高校内における“校内キャリアサロン”の展開に向けて活動をスタートしています。
そこで今回は、本プロジェクトにおける“校内キャリアサロン”設置のお話をさせていただくため、東京都豊島区にある飛鳥未来高校池袋キャンパスへ訪問しました。今回のプロジェクトでは、通信制高校の生徒が家族、先生以外の「大人のともだち」を作り、「話せる人」を増やすことで「生徒の選択肢」を広げたいという思いを持って活動を行います。
【生徒に選択肢を増やす関わりを作りたい】
先生方とお話をしてみると、飛鳥未来高校池袋キャンパスでは、今年の3年生の就職希望は1割だということをお話いただきました。さらに、まだ進学か就職か迷う生徒も多数いるとのこと。その生徒のサポートを進路指導の先生がお一人で担当しているそうです。先生も3年生の担任をしながら、進路指導にも携わっているため、最大限の時間を作りながら対応しているものの、もっと選択肢を増やす関わりが作れたらと話されていました。
そこで、キャリアbaseの校内キャリアサロンが入ることで、その『関わり』のご支援に協力できるのではないか、という話をさせていただきました。また、「生徒や先生方へのミニセミナーなどもできませんか?」と、ご要望もありました。
【校内キャリアサロンができること】
今回は『校内キャリアサロン』を謳っていますので、校内に配置される大人はキャリアコンサルタント有資格者やカウンセラーの資格、あるいは教員経験を持っている、など高校生の進路相談に慣れた人たちです。生徒たちに寄り添って将来を考えるお手伝いや、相談に合わせた情報提供を行うことができます。
まずは、進路の相談はもちろん、ちょっとした悩みや聞きたいことをお聞きしていく予定です。
時には傾聴を使ってたっぷりと生徒のお話を聴き、必要であれば就労支援を行い、楽しみながら自己分析のワークをしたりカードセッションをしたり、生徒たちに合わせて私たちの対応は変化していきます。そして、生徒たちの人生に少しでも選択肢を増やし、自分で進路を決める練習をしてもらいたいと思っています。
また、来てくれた生徒たちがよりゆっくり過ごせるように、お菓子や軽食も用意していく予定です。飛鳥未来高校池袋キャンパスさまからは、就職希望者向けの求人検索会のご依頼をいただきましたので、その様子はまたお伝えしていきます。
【さいごに】
すでに、今年度の高校生の就職活動は始動しています!
就職希望の生徒たちは、夏休みに向けて学校見学へも行くことになるでしょう。それまでに、できるだけ多くの求人票を読み込み、企業を「比較」して、自分で行きたいと思える会社を見つけていけるように、私たちキャリアbaseも引き続き寄り添っていきます。