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【第4回】通信制高校で活動する『キャリアサポーター育成講習』を開催しました!

【第4回】通信制高校で活動する『キャリアサポーター育成講習』を開催しました! | 休眠預金活用事業|キッズドア

11月29日(金)、1級&2級キャリアコンサルティング技能士の福島雅史先生に講師として登壇いただき、第4回となる『通信制高校で活動する、キャリアサポーター育成講習』を開催しました!
講習の概要についてはこちらをご覧ください

福島雅史 先生 プロフィール

キャリアコンサルタントの国家資格を持ち、1級&2級キャリアコンサルティング技能士、キャリア・ライフ代表、国家資格試験対策講座の運営(セルフキャリアドック導入・中小企業支援)、NPO法人日本キャリアコンサルティング協会理事長など、幅広くご活躍されています。

本講習は、休眠預金等交付金を活用した『高校生世代の子育て家庭「くらしと学びの危機」緊急支援事業』(資金分配団体:キッズドア様、READYFOR様)のプロジェクトの一環で実施しています。
参考:休眠預金を活用した『高校生世代の子育て家庭「くらしと学びの危機」緊急支援事業』の実行団体に採択されました!

 講習の目的

本講習の目的は、通信制高校での支援活動において活躍できる人材を育成していくことです。高校生への支援を担うキャリコン人材や、支援活動に関わる人材の、対人支援におけるコミュニケーションスキルやキャリアコンサルティングスキル向上を目指します。

講習は全6回のプログラム。受講者の方には全6回の講座を連続してご参加いただくことを推奨しています。続けて受講いただくことで学びが深まり、よりキャリア支援者としてのスキルアップに繋げていくことを目指しています。

第4回講習 アジェンダ

1.アイスブレイク
2.思考実験
3.見立て
4.目標設定
5.方策の実行
6.ケースカンファレンス

自己紹介を含めたアイスブレイクを終え、「思考実験」について考えるところからスタート。みなさんだったらこのケース、どのように考えますか?
今日、参加してくれた方々からもいろいろな意見が。グループ内でシェア後、最適解として、福島先生からお話をいただきましたが、答えはひとつだけではありませんし、広い見識や学びが必要であることを学びました。
また、見立てについては、熟達すると「問題把握力が向上する」とお話してくださったあと、3つのポイントを学びました。
その後、問題設定の意義を説明いただき、キャリアサポーターの方はその際の課題、ミナトリーの方は今の状況での課題を取り上げてワークの中で目標を考えました。

補足として、目標設定は大切ですが、時としてプレッシャーになることもある、目標設定には展望も含まれているので、「こうなりたいな~」というところからスタートし、意思決定を寄り添いながら決めていくこともあるということを学びました。
方策の実行については、システマチックアプローチを使ってみるといいと教えていただきました。システマチックアプローチとは『体系的に』ということ。また、実行を促すには、
・教示ではなく助言する
・動機づけをする
・状況把握を理解してもらう
ことを学びました。

最後にケースカンファレンスでは、事例を引用し、グループでワークをし全体でシェアして終了となりました。

参加者の声 (実施後のアンケートより)

  • システマチックアプローチを意識して面談することの大切さを学びました。
  • 「相談者を置き去りにしない」という言葉、個人個人に寄り添って伴走することが大事だと感じました。
  • 見立てのコツとして、本心であったり、そもそもの来談経緯であったり、そもそものところに立ち戻ることがポイントのように思いました。
  • キャリアコンサルタントとして日々研鑽していく必要性を感じました。
  • 見立てが上手な人は、技術力高いということで納得しました。そこを目指して「本当どうしたいか」の本音に迫れる問いかけ、展開ができるように研鑽したいと思いました。
  • いろいろ理論はあるが、クライエントの本心を引き出すことが一番重要だと再認識した。
  • 技能士は、積極技法を活用していかに問題解決へ導けるか。自分は傾聴・寄り添いが得意としていましたが、求められるキャリアコンサルタントになるためには問題解決も必要ということがわかりました。
  • 論理的思考のスキルを身につけたい意欲的な面談者には目標設定まで実行していきたいです。
  • 支援することによるリスクもある。だからこそ本気で向き合うということを大事にします。
  • サポーターとしての課題設定をしたことで、現在のキャリアサロンの運営方法の見直しができそう。クライエントの認知変容の意識=相談してよかったになると思うのでそれを常に意識しようと思った。
  • 正直、毎回、頭に汗をかいて疲れますが、充実した時間です。次回もよろしくお願いします!

福島先生、ご参加いただいた皆様、貴重なお時間をご一緒いただき誠にありがとうございます!次回、第5回の講習は、12月24日を予定しています。

 

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