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【第5回】通信制高校で活動する『キャリアサポーター育成講習』を開催しました!

【第5回】通信制高校で活動する『キャリアサポーター育成講習』を開催しました! | 休眠預金活用事業|キッズドア

12月24日(火)、1級&2級キャリアコンサルティング技能士の福島雅史先生に講師として登壇いただき、第5回となる『通信制高校で活動する、キャリアサポーター育成講習』を開催しました!
講習の概要についてはこちらをご覧ください

【福島雅史先生 プロフィール】

キャリアコンサルタントの国家資格を持ち、1級&2級キャリアコンサルティング技能士、キャリア・ライフ代表、国家資格試験対策講座の運営(セルフキャリアドック導入・中小企業支援)、NPO法人日本キャリアコンサルティング協会理事長など、幅広くご活躍されています。

講習の目的

本講習の目的は、通信制高校での支援活動において活躍できる人材を育成していくことです。高校生への支援を担うキャリコン人材や、支援活動に関わる人材の、対人支援におけるコミュニケーションスキルやキャリアコンサルティングスキル向上を目指します。

講習は全6回のプログラム。受講者の方には全6回の講座を連続してご参加いただくことを推奨しています。続けて受講いただくことで学びが深まり、よりキャリア支援者としてのスキルアップに繋げていくことを目指しています。

第5回講習 アジェンダ

1.アイスブレイク
2.アサーションスキル
3.ストレスチェック
4.パワーハラスメント
5.トランジション理論
6.質疑応答

今回のアイスブレイクは、感情を共感的理解で実践!ということで、二人一組で地域の話や学んだことを共有しました。

本題はアサーションスキルの勉強から始まりました。
みなさんはアサーションという言葉は聞いたことがありますか?

最近は以下の要因から、アサーションスキルが研修などでよく使われるそうです。
・ハラスメント意識の高まり
・社内コミュニケーションの減少
・主体性のない指示待ち社員への対応
・年功序列の廃止
・ボトムアップ型組織への変化
・年代差などの世代間ギャップ

全員でワークに取り組み、まず、自分がどのタイプなのか、そして、相手をそれぞれのパターンで想定し、いろいろな形でトレーニングをしてみました。 

次にストレスチェックです。

福島先生がこれを選んでくださった意図は普段の仕事、あるいは、校内キャリアサロンにおいて、元気にイキイキと働いてほしいという思いが込められていたと感じます。

それぞれのストレスをチェックし、現在自分がどんな状態なのかをチェックしました。意外に疲れていた、高揚感が高かった、低かった、など思っている状態と違うと感じたり、思ったとおりだったと感じたり、と今の状態をしっかり受け止めていました。

そして、パワーハラスメントについて。
こちらは定義を共有しながら、パワーハラスメントの6類型を用いて、ご説明いただきました。今回は振り返りという意味でワークはありませんでしたが、就職した生徒がこのようなことに巻き込まれて、キャリアサポーターに相談された場合、あるいは普段の仕事の中でも対応する時があるかもしれませんので、改めて良き学びになったと思います。

パワハラ等困った時は一人で悩まずにリソース(自己資源)点検を!
というメッセージのもと、最後のワークに入りました。

最後のワークはトランジション理論です。シュロスバーグが提唱した3つのトランジション(転機)を確認しながら、事例を用いて、ワークを進めました。

まずは個人で4S点検をします。4Sとは、頭文字のSをとったもので、1、シチュエーション(状況)2、セルフ(自己)3、サポート(周囲からの援助)4、ストラテジー(戦略)と順序立てて考えていきます。

個人ワークのあとはブレイクアウトでグループディスカッションへ。3チームとも話し合ったことをしっかりまとめて発表し、福島先生からもお褒めの言葉をいただきました。今回も盛りだくさんの内容で、頭に汗をしっかりかくことができたのではないでしょうか。

最後に参加者の声をご紹介!(実施後のアンケートより)

ワーク(個人、グループ)で自分の学びを深めることが出来たと改めて感じました
ストレスチェックの使い方はなるほど!使ってみたいなと思いました
・アサーションのところで出てきた、「意思決定は論理的でなくても良い」という言葉が印象的でした。感情的に物事を決めても良いというのが、目からうろこでした。
・最後のグループワークがとてもよかったです。実際にあった例をだされているとのことで、とても参考になりました。
良いパフォーマンスを出すには、自分自身の健康状態も重要であると気づいたことです。
アサーションをもっと広めたいと心から思いました。キャリア教育でも実施していきたいと思います。
4S理論で整理することです。実際に対応するときは、頭でいろいろ考えてしまうのですが、ご本人にとっても整理してあげられることは有益だと思うので、使えるフレームが増えることはいいことだなと思いました。
躊躇なく、たった今から実行しましょう!という福島先生のお言葉にならって、今やれることにベストを尽くそうと思いました。

福島先生、ご参加いただいた皆様、貴重なお時間をご一緒いただき誠にありがとうございます!最終回の講習は、1月31日を予定しています。

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