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【オンライン職業講話】第5回『とりドリさんの場合。』を実施しました!カシマ教育グループ(鹿島学園高等学校・鹿島朝日高等学校・鹿島山北高等学校さま)

【オンライン職業講話】第5回『とりドリさんの場合。』を実施しました!カシマ教育グループ(鹿島学園高等学校・鹿島朝日高等学校・鹿島山北高等学校さま) | 休眠預金活用事業|キッズドア

カシマ教育グループにて今年度から実施しているオンライン職業講話『とりドリさんの場合。』は、色とりどりな働く大人たちが2人ずつ登場し、それぞれの視点から仕事のお話や、「働く」を通して気づいた大切なことなどを話していただく「働く大人図鑑」のような内容です。

2月までの全6回シリーズ、12人の大人を知る機会を通して、なりたい大人像・自分らしいロールモデルを模索していただく時間です。

🌺一人目のとりドリさんはカウンセラーの戸井田さん🌺

最初にお話してくださったのは、カウンセラーの戸井田真奈美さん。
テーマは「きみはきみのままでいい」です。

まず、スライドの可愛さが目を引きます。
そして、ご自身が「まなてぃ」と呼ばれているので、まなてぃで覚えてくださいね、と生徒に話しかけるところからお話が始まりました。

自己紹介の際には、ご自身がHSPであることを話してくれました。
HSPとは4種類ありますが、これは病気ではなく、生まれ持った自分の特性なんだよ、と。そしてもし、自分がHSPっぽいなと思ったら、それを受け入れ、自分を知っていくことが大事だと言います。

例えば、自分のキャパシティを知る、自分は思っているより頑張っているということを認める、つまり、たくさん自分を褒めよう!と教えてくれました。

🌺好きなことはどんどんやっていこう🌺

生徒との交流では、「好きなことはありますか?」「やってみたいこと、目標はありますか?」という質問をしていました。さまざまな反応を嬉しそうに見守りながら、好きなことはどんどんやっていこうと背中を押してくれる戸井田さん。

また、倉庫内のパート経験もリアルな話やピッパの法則もお話くださいました。
さまざまな体験を経て得たピッと思いついたらパッと行動する、ピッパの法則

とても覚えやすい法則ですので、みなさんもこれを機にこの法則を使ってみてください。

🌺戸井田さんが伝えたいメッセージ🌺

落ち込んでいる時に「ダメだ、自分。」と思わず、周りに支えてくれる大人に頼ろう
自分は自分のままでいいんだよ
自分の身体は一生の相棒

🌺生徒からの質問(ピックアップ)&戸井田さんからの回答🌺

Q:毎日働けるか不安です

不安ですよね。それが毎日となると余計に不安が大きくなると思います。その不安を1人で悩まないでくださいね。
不安な事は先に伝えておくのが良いと思います。信頼できる人がいるならまずはその人に。
1日働けたというだけでも凄いことなんです。
サポートをしてくれる大人はたくさんいます困った時に助けてくれる大人もたくさんいます。
1
人ではないということを、忘れないでください。

🌿二人目のとりどりさんは作業療法士の阿諏訪さん🌿

二人目のとりどりさんは作業療法士の阿諏訪さんです。テーマは「こころとからだ、どちらも元気に!」です。

自己紹介では、職場でのお写真とプライベートのお写真を公開してくださいました。現在は病院で作業療法士をされています。趣味はピアノを弾くこととおしゃべりという阿諏訪さん。

その後、作業療法士と聞いてもどんなお仕事なのか、なかなか理解しにくいところも多いということで、今回は作業療法について、噛み砕いてお話してくれました。

🌿作業療法士はこんなお仕事🌿

まず、作業療法士は対人援助職であるということ。そして「助ける」お仕事をする人であること。
これに対して、さまざまな角度から具体的な例を出して分かりやすく説明していきます。

さらに作業療法とは、こころの病気で毎日の生活が大変になった人やからだの病気で体をうまく動かせなくなった人が生活しやすくなるようにする治療と話してくれました。

そして、次に作業療法士になるには?を細かく教えてくださいました。

実は阿諏訪さんは高校を卒業したのち、音楽大学に進まれたそうです。そして、音楽に関わる仕事に就きます。しかし、そこで待っていたのがブラックな仕事環境。

そこで、夜間の専門学校へ行くことを決意。昼間に働きながら学費を捻出して、今の仕事に就いたとお話されていました。

🌿阿諏訪さんから生徒へのメッセージ🌿

最後に、阿諏訪さんは問いかけます。

何のためにはたらきたいと願いますか?

生徒からもいろいろな反応がありました。
じっくり確認したあと、阿諏訪さんは「お金を得ることが一番の目的ではないと思います。」と話してくれました。

そして、「誰かと交流する勇気を持ってください」。
講話の最後はこのようにお話してくださり、阿諏訪さんのメッセージが生徒たちに伝えられました。

🌿生徒からの質問(ピックアップ)&阿諏訪さんからの回答🌿

Q:将来しっかりした職につけるでしょうか

「しっかり」、とは、国語辞典によると、「これから成長していく状態」とか、「物事の土台が定まり、安定している状態」を表しています。
みなさんの「しっかりした職」とは、どのようなイメージでしょうか。作業療法では、法律で認められた仕事は、世の中に必要とされて存在しているので、すべて「しっかりした職」です。

実は最初、作業療法士には「学校に受かればなろうかな」と軽い気持ちでした。勉強が厳しく、周囲に馴染めず自主的に留年しています。復学後に実習先の先生の笑顔に触れて、作業療法士になりたいと、本気で思えました。
確かに、雇い主が皆さんを雇うかどうかを決めますが、希望する「しっかりした職」につきたいと願い、チャレンジするのは、皆さんの自由です。
ぜ働こうと願うのか考えていかれれば、しっかりした職につけると、信じています。

💡生徒からのアンケート💡

自分の性格について知り、特性に合った生き方をしていくことが大切だということ

・学力だけでなく、心や社会性の成長も大切にしている点が心に残りました。

働くことはお金を稼ぐことだけじゃないということが参考になりました

自分の限界を知ることや、自分を褒めることも大切ということにとても感心しました。

・作業療法士の仕事内容がよく分かりました

・会社を退職しても、また勉強して一から就職出来ることが分かりました

人間はみんな違って、それぞれ個性があるということを改めて感じることができました

戸井田さん、阿諏訪さん、ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!

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