2025.10.18
進路セミナーで学ぶ「自分の進路の第一歩」~KG高等学院千葉ニュータウンキャンパス様~
10月6日(月)、KG高等学院千葉ニュータウンキャンパス様にて、保護者の方を含め15名が参加し、
特別活動の一環として進路セミナーが開催されました。
自己紹介は暑苦しくもありユーモラスもあり😊
今回はこのキャンパスの校内キャリアサロンのキャリアサポーター、神宮司さんが講師を担当しました。
神宮司さんの自己紹介は、「少し暑苦しくはなりますが…」とユーモラスな前置きからスタート。
フットサルやキャンプが趣味、秋葉原の猫カフェにいるツンデレ猫に夢中という親しみやすい一面や、好きな言葉は「敬天愛人」、スティーブ・ジョブズの「あなたの時間は限られている。だから他人の人生を生きたりして無駄に過ごしてはいけない」という哲学を大切にされていることが語られました。
さらに神宮司さんは、商社で人事として「人材を育てる、人を社会に貢献できるようにする」仕事に長年携わってきた経験から、進路目標を考えるためのヒントを熱く伝えてくださいました。
まず共有されたのは「パーパス(存在意義)」という考え方。
「社会にちょっと優しく」「日々是勉強」という言葉を胸に、長い人事経験で得た知見を伝えながら、参加者へ「進路はなんのために決めるのでしょうか」という問いを投げかけます。
進路はお金のため、やりがいを持って生きるため、楽しく人生を過ごすためなど、人それぞれ。進学・就職を決めるため、でもなく、「将来の方向性や送りたい生活を決めること」
今、義務教育が終わって、最初のキャリア選択の時に来ている、という話をしてくださいました。

🍀「Will-Can-Must」で未来をデザインする具体的なステップ
自分の人生を考える(デザインする)ための具体的なヒントとして、「Will(やりたいこと)- Can(できること)- Must(すべきこと)」というフレームワークが紹介されました。

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Will(やりたいこと)を見つける
楽しかったこと、頑張ったことをたくさん書き出し、「なぜ楽しかったのか」を深掘りする。
「特にない」と感じる人は、リアセック(RIASEC)診断などを活用して自分の価値観を知ることから始めるのも良いでしょう。
この作業は、打つよりも「書く」ことが大切。これは脳科学でも証明されているそうです。
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Can(できること)と Must(すべきこと)を知る
Canは、Willを叶えるために今できることを探してみる。
Mustは、みなさんには必ず役割があるという視点から、Willで求められる役割を考える。
また、お金について親がどう思っているのかを調べることも含まれます。
このWill-Can-Mustが近づくようにすることが大事であり、3つが中央に位置する状態が自分の理想の状態。これに近づけていくことがキャリア形成だよ、と説明されました。
そして、「少しだけ先の未来をイメージするため」の情報収集の方法として、キャリアbaseがいつも掲げている「調べる」「見に行く」「比較する」をお伝えし、神宮司さんはこれに加え、その方法と留意点をまとめてお話してくださいました。
終盤では、進路を決める軸をずらさないことの重要性が語られましたが「最後は自分自身の感情と思いの強さです!」とご自身の娘さんとのエピソードも交えながらお話されていました。

人生の調味料を使って味わいのある道を歩もう🌸
最後に宿題のような形で「アクションプラン」を生徒たちに考えてもらい、携帯にメモする、紙に書くなどをしてもらいました。

常に自分のやりたいこと(Will)を大事にし、行動してみること。それが「後悔しにくくなる」道です。
「卒業が決まっても進路が決まってなくても大丈夫。これからいくらでもなんとかなる、変化しても、失敗しても大丈夫」
「いいことも悪いことも人生の調味料。一歩踏み出して味わいのある人生にしてみましょう」と、参加者への温かいエールで締めくくられました。
この進路セミナーでは、進学や就職の知識だけでなく、「どう生きるか」という根本的な問いに向き合う機会となったのではないでしょうか。
また、外部から来るおとなの話というのは、いつもとは異なる刺激になることでしょう。
神宮司さんはセミナーのあと、生徒の面接対策のご依頼に対応し、予約していた生徒とお話をされていました。

これからも校内キャリアサロンは面接対策や進路相談など、雑談も含め、生徒が気軽に話せる場所を目指して活動してまいります。
💡校内キャリアサロンについてはこちらをご覧ください。
神宮司さん、参加されたみなさま、本当にありがとうございました🍀
