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【個別就労支援】話し過ぎて質問の答えがずれてしまう生徒の面接練習 | 個別就労支援

【個別就労支援】話し過ぎて質問の答えがずれてしまう生徒の面接練習

先日、5日後に面接本番を控える生徒の面接練習を行いました。 面接練習は、事前に学校キャンパスの先生と練習してきている生徒と、キャリアbaseの面接対策が初めての生徒とさまざまです。 面接練習では緊張して言葉が出てこない生徒、事前に質問に対する答えを暗記してきた内容は答えられる生徒、声が小さくて話し終わったのかわかりづらい生徒などがいました。 【関連記事】 ◆面接対策とは別の質問で答えに困った生徒のケース ◆声が小さくて話し終わったのかわかりづらい生徒のケース 今回は、話過ぎて質問に対する答えがずれてしまう生徒のケースを紹介します。 話し過ぎて会話の途中で迷走してしまう 今回の紹介する生徒は、初めて就職試験の面接練習をするにしては、自分の考えをまとめて話す姿勢があります。笑顔もあり、どんなコトバであれば相手が嫌な気持ちにならないかなど考えていると話していました。 20分ほどの面接練習でひと通り終えてから、生徒には以下3点のフィードバックをしています。 質問の回答に対する結論までが長い 別の質問なのに同じような答えになる 途中で何を話していたのかわからなくなる 上記を解消するためには、「結論ファースト」を意識。質問への回答の一言目の言葉を端的にしたら分かりやすくなります。 面接当日は緊張もするので、質問への回答の結論を端的に話した後に補足としてエピソードなどを交えて答えるように伝えました。 面接全体を通して矛盾が生まれないように 今回の生徒は、アルバイトで接客を行っています。 面接練習中は、相手への思いやりを持った行動のエピソードや完璧主義で正確に物事は覚えてから着手する慎重派というイメージがありました。 けれど、面接練習の後半になると、「言葉選びや一回失敗しないと分からないので改善策をとりあえず失敗する。とりあえず失敗してから修正していく。」と回答する生徒。 上記の回答があるまで慎重そうな生徒のイメージだったのですが、失敗してから学んでいるという話から少し矛盾さを感じます。 誠実さも感じられる生徒でありますが、言葉選びに若干違和感があるため、その都度伝えながら面接練習を行いました。質問への回答の前後だけでなく、面接全体が大切。一貫した内容で伝えられるようにするためには練習が必要です。 二次面接まである企業の求人なので、まずは一次面接通過を目指しましょうということで送り出しています。 さいごに、就職希望の高校生のみなさんへ キャリアbaseは、これまで多くの高校生が抱える不安や悩みに寄り添い、一人ひとりの状況に合わせた支援を行ってきました。 高校3年生で進路が変わることは珍しいことではありません。進学を希望していたものの、高校3年生の秋頃に就職へと方向転換するケースもあります。 また、3月に卒業を控える中で、まだ進路が決まっていない高校生もいます。「何をすればいいのかわからない」「一人で考えるのが不安」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。 特に高校生の就職活動は、学校を通じた応募手続きや、応募書類に必要な調査書の準備、卒業後は学校キャンパスのサポートがないなど、一人では進めにくい側面があります。 キャリアbaseでは、学校と連携しながら就職活動をサポートすることも可能です。卒業式が目前で焦りや不安を感じている方も、無料で利用できるので、ぜひキャリアbaseにご相談ください。 キャリアbaseへの連絡は、メールやInstagramをご活用ください。 メール:https://career-base.jp/contact/ Instagram:https://www.instagram.com/career_base/

【個別就労支援】アルバイト継続と正社員での就職に悩む生徒のケース | 個別就労支援

【個別就労支援】アルバイト継続と正社員での就職に悩む生徒のケース

2月も半ばになりました。来月は3月。卒業式が目前となってきました。 キャリアbaseがサポートをする高校では、早いと3月6日が卒業式というキャンパスもあります。 高校卒業後の次の所属先が決まった生徒もいますが、決まっていない生徒は不安を抱えながら過ごしています。 今回は、「今のアルバイト以外に就ける仕事があるか不安」「正社員も考えているけど、アルバイトでもいいかもしれない」「収入がギリギリになるのは避けたい」と悩み、優先順位が定まらない生徒の事例のご紹介です。 近い将来に対する不安と迷い 今回相談に来てくれた生徒は、現在アルバイトをしています。高校生のアルバイトで考えると、それなりに収入が得られているようです。 「アルバイトでもいいかもしれない」と、面談当初は口にしていました。アルバイトでもいいかもと考える理由は、『今の生活環境を変えることへの不安』と『やりたい仕事がわからない』からのようです。 けれど、アルバイトを続ける場合、収入がギリギリになってしまうことも気がかりだということ。 求人情報は何回か見たけど、なかなかやりたい職業がなく、1つ見つけて問い合わせたと言います。けれど、「高校生は募集していない」と言われてしまったということでした。 「似た職業を見つけようと思うけど...はっきりと決まっていなくて...。」と悩んでいます。なかなか、次のアクションを決められずにいたようです。自分で気になる求人に問い合わせをした、行動力がある生徒。悩みを解決するための優先順位が決まらず、動き出せない様子も感じられました。 悩みに寄り添いながら優先順位を整理 悩みの解決は一筋縄ではいかないですが、卒業も間近。生徒の想いや悩みに寄り添いながら、優先順位を整理します。 ◆自分の人生どうなったら「幸せ」と感じるかも大切に 二人妹がいて、とても妹想いの生徒。保護者に心配かけないよう「妹たちを優先してほしい」ので高校卒業後のことを考えて、金銭的に足りなさそうだからと、バイトのシフトを増やしてちょっとずつ貯められるようにしていると言います。 生徒自身の人生でもあるため、自分の人生どう選択していくと「幸せだ」と感じるかも大切だということを伝えました。 ◆正社員で仕事を探したい 話を進める中で、生徒自身は販売・事務・接客・オフィスワークの求人が気になる様子。今のアルバイトを継続することも考えていたものの、今の時期は正社員で仕事を探したいとのことになりました。 卒業が間近なことは生徒自身も焦りを感じているようで、正社員でどうしてもだめだったらアルバイトで、アルバイトでも正社員に変われるところでやってみたいという前向きな発言が出ています。 今回の生徒の場合は、学校が作成する調査書発行期間について先生に確認をすると、3週間かかるということ。調査書の発行は、その場で先生に依頼をしました。 通勤ができそうな範囲内で、応募が可能そうな求人を見ることから再スタート。調査書発行までの期間の間に、求人票を見て気になる求人の職場見学を進めていこうとなりました。 これから面接練習なども始まる予定です。内定が決まるまで、寄り添って見守っていきたいと思います。 期限がある中での「次の一歩」を踏み出すために 高校生の就職活動の場合、自分で用意する履歴書だけでなく、学校が発行する調査書も必要です。 調査書の発行には2~3週間ほど時間がかかります。その間に、生徒自身が進むためには何ができるかも合わせて一緒に考えることで、一歩を踏み出せたらと願っています。 「どんな仕事が自分に合っているか分からない」「将来が不安で動けない」という高校生こそ、周りの先生や保護者といった信頼できる大人へ相談してみてほしいです。 相談してもなかなか前に進むことが難しい場合は、ぜひキャリアbaseをご活用ください。悩みを整理し、自分に合った一歩を一緒に見つけていきましょう。 キャリアbaseへの連絡は、メールやInstagramをご活用ください。 メール:https://career-base.jp/contact/ Instagram:https://www.instagram.com/career_base/

特別活動「じぶんを好きになるガイダンス」を実施しました!(鹿島学園高等学校さま) | 居場所「ふらっぽ北柏」

特別活動「じぶんを好きになるガイダンス」を実施しました!(鹿島学園高等学校さま)

2/4(木)キャリアbaseの居場所「ふらっぽ北柏」で鹿島学園高等学校の生徒を対象に特別活動を実施しました! 3単位分の認定となるイベントです。福島県から参加してくれた生徒や、生徒同士も初めましてが多い中で、ミナトリーメンバーや引率の先生たちも集まりお弁当を食べたり、ギターを弾いてみたり、ゲームをしたりして授業開始まで過ごしているうちにだんだんと場に馴染んでいきました。 じぶんを好きになるガイダンス キャリアbaseの倉持を講師にガイダンスがはじまり、最初のワークでは自分の“長所と短所”を書き出して2色の付箋に分けて書き出していきました。 ☝熱心な皆さんに、ガイダンスもテンションがあがります🚀 視点チェンジワーク👀 短所に焦点をあてて、リフレーミング(欠点や不安といったネガティブな物事も、考え方や見方を変えることで、長所や期待などポジティブなものとして転換する)に挑戦しました。グループで互いに転換アドバイスを受け合いなら、他者視点の発想にハッとする様子もありました。 講師からは、過去にフットサルで怪我をした際の出来事をリフレーミングでポジティブに変換してみるというのを例に挙げ、どんな出来事も視点を変えるときっと良いところがあるというのを伝えました✨ ☝いろいろ自分をみつめなおしてみましょう!! タイムマシーンワーク⏰ 個別ワークで過去の「嬉しい」に会いに行く(時期は自由に選択式:保育園幼稚園、小学校、中学校、高校)、嬉しい出来事が起こったときの自分はどんな状態になるのかをじぶん探究していき、グループでシェアしました。  ①なぜ嬉しかったのか  ②誰が嬉しかったのか  ③もっと happy になるアイデア  ④どの自分が好き? 陽口(ひなたぐち)イベント🌻 講師・倉持の手描きオリジナルお手紙 “ひなたレター” にお互いの “いいところ” を書き、はさみで丁寧に切り取り、お互いに渡し合いました。生徒たちはその日参加してくれた色々な大人の方たちとコミュニケーションを取り、楽しそうに話していました!時間の経過とともに表情が柔らかくなり笑顔が増えていったように感じます。キャリアbaseに関わってくださるみなさまとの出会いが生徒たちの“これから”に繋がることを改めて感じました。 ☝陽口をもらうと、何かうれしい!!😊 参加してくださった鹿島学園の高校生の皆様、先生方、ミナトリーの皆様、クラウドファンディングへ支援いただいてご参加いただいた皆様、本当にありがとうございます!!

【個別就労支援】面接練習を繰り返し行ってきた生徒たち | 個別就労支援

【個別就労支援】面接練習を繰り返し行ってきた生徒たち

キャリアbaseでは、今年度もさまざまな生徒の面接対策をしてきました。面接練習初回は、言葉が出てこない生徒も、敬語が苦手な生徒も、姿勢が悪い生徒もいます。 しかしながら、面接対策を繰り返したことで、面接練習の場で敬語が使えるようになり、質問にも答えられるようになって内定につながった生徒たち。さまざまな背景を抱えながら、卒業までに就職することを目標に、ときには落ち込みながらも復活して、面接練習に取り組んでいました。 内定が決まるまでは、大きな不安を抱えることもあったはずです。何とか乗り越えようと、何度も面接練習を行って、企業との面接当日を迎えました。 今回は、面接対策でキャリアbaseから生徒へどのようにアドバイスをしているかお伝えします。 面接では敬語・口癖・語尾に気をつけよう! キャリアbaseへ相談があった生徒は、就職すると決めてから毎日のように学校の先生や自主練、キャリアbaseとの面接練習を重ねています。 毎回フィードバックし、生徒が気をつける点を自覚して、次の練習では意識して改善してきました。 ■敬語が話せない場合 就職の面接の場では、敬語を使います。高校生にとって、敬語は日常の生活ではなじみがないため、使い慣れていない生徒ばかりです。謙譲語、尊敬語も間違えます。けれど、面接対策の場で繰り返し話して使うことで、面接当日までには敬語で話すことができるようになりました。 高校生に「改善しよう」と伝える敬語(一部)は、以下の言葉です。 応募先企業のことは「御社」 ※履歴書に書くときは「貴社」 拝見しました 伺いました いただきました 自分が行う行動に対して尊敬語を使うこともある高校生。面接の場では緊張もしていて、使い慣れない言葉に戸惑う様子もあります。 ■口癖や疑問形の話し方がある場合 面接の場では、敬語に気をつけるだけではありません。高校生にとっては当たり前に使う言葉であっても、面接の場にはそぐわない言葉があります。 「大丈夫です」 「気合で」 「なんか」 「えっと」 特に口癖は目立つところがあるため、気をつけるように伝えることもあります。 「大丈夫」は便利な言葉かもしれませんが、質問に回答するときは「●●なので、問題ありません」と答えるなど、「大丈夫です」で終えないように、改善内容も合わせて生徒へフィードバックします。 また、本人の意識はないものの疑問形で話す生徒もいます。例えば、「直接しているところ?その点も素晴らしいと思いました。」といった話し方です。 口癖や語尾は、面接官の年代や受け取る側にとって面接の場所では印象が悪くなってしまうこともあるため、本人は無自覚な場合が多いのですが、面接練習をする中で伝えて改善できるようにサポートしています。 ■面接の場で姿勢が悪い場合 面接練習では、身なりだけでなく、姿勢についても改善してきました。生徒自身は、いつも通りに椅子に座っているつもりで、姿勢は意識していません。 猫背で姿勢が悪い 顔がどちらかに傾いている 足や手が動き過ぎている 椅子は深く腰掛けない 面接の場と考えて見たときには、姿勢の悪さからちょっと気だるそうな様子がうかがえる場合があり、姿勢は意識しようと伝えます。 姿勢は、わざと無礼な態度を取るつもりがなくても、採用担当者に「姿勢が悪い」と感じられないようにしたいものです。練習で本人に姿勢を正すように繰り返し伝えることで、面接を受ける態勢を整えています。 面接の質問への答え方や語尾は練習で変わってくる 面接練習の初回は、質問をしても沈黙する生徒や答えに詰まる生徒、語尾が消えかけて何を言っているのか聞き取れない生徒もいます。 しつこいようですが、練習あるのみ。何度も練習をすることで、生徒自身も面接の雰囲気に慣れて、話す内容も整理ができてきます。 ■言葉が出てこない 言葉は練習していくと話せるようになります。面接での受け答えがスムーズになるコツは、練習量です。 高校生が苦手な質問に、「最近感動したこと」「最近気になったニュース」があります。素敵なことや驚かれるような内容ではなく、話しやすい身近なところで少し探してみましょう。 質問への回答は、これまでの経験を相手に伝わるよう具体的なエピソードを交えながら話します。よくある面接質問だけでなく、生徒の返答からさらに深堀り質問で聞いていくことで、生徒自身の考えが深まり、答える内容が整理できてきます。 初回は質問に対して沈黙だった生徒も、質問された内容をもう一度答えるにはどのように答えるか整理していくことで、話せるようになりました。 ■語尾が消えるように話す 日常会話では「なんとなく」「雰囲気で」話しても、相手に伝わることもありますが、面接の場では語尾をはっきりと話しきるように練習をしています。 語尾が小さくなっていく癖がある生徒もおり、話が終わったのか続くのか、採用担当者側が聞き取りにくい・判断しづらいことがありました。さいごまで「音」を、相手に届ける話し方を意識するよう伝えています。 さいごに、就職希望の高校生のみなさんへ キャリアbaseでは、「通信制高校における“進路未決定のままの卒業”をなくし、その先の社会的孤立が起きない社会をつくること」を目指して活動をしています。 卒業が目前という時期になりましたね。「就職したいけど何をしたらいいのかわからない」という場合は、すぐにでも学校や保護者の方、周りにいる信頼できる大人に相談してください。キャリアbaseは、いつでも高校生からの相談を受け付けており、お金はかかりません。 高校卒業までに内定を取れるよう就職活動を進めるためには、1日でも早く、学校へ応募先企業を伝えて、応募が可能か先生に確認してもらい、「調査書」もほしいところです。調査書は学校で作成する書類で準備に1~2週間かかります。在学中に就職活動を進めましょう。 悩んでいて動けないままだと、企業への就職試験の応募ができずに高校卒業の日がきてしまいます。「どうしたらいいのかわからない」「わからないことがわからない」と、何を相談したらいいのかわからない方も、動き方がわからない方も、お話を聞きながら卒業後の進路を模索していくことも可能です。 卒業に向けて、進路変更をする方や就職活動の進め方がわからない方など、キャリアbaseから学校へ連携を取ってサポートすることもできます。ぜひ、キャリアbaseを頼っていただけたらと願っています。 キャリアbaseへの連絡は、メールやInstagramをご活用ください。 メール:https://career-base.jp/contact/ Instagram:https://www.instagram.com/career_base/

【高校生の就職活動】応募前職場見学に行っていない生徒の面接対策 | 個別就労支援

【高校生の就職活動】応募前職場見学に行っていない生徒の面接対策

高校3年生は、卒業まで残り3ヵ月を切りました。 ついに卒業式まであとわずかとなり、就活も終盤です。12月以降に学校から相談があった生徒は、引き続き個別伴走支援を行っています。 今回は、職場見学へ行っていない企業に応募した後、キャリアbaseへ面接対策の依頼があった生徒のケースを紹介します。 職場見学に行っていないなら、ホームページを見よう! キャリアbaseでは、就職後のミスマッチを可能な限り防ぐために応募前の職場見学へ行くことを推奨しています。 今回相談があった生徒は、別の企業へ職場見学に行って応募したようですが、残念ながら内定につながらなかったようです。次の応募先として決めた企業の面接練習。話を進めていくと、職場見学に行っていないことが分かりました。 ■応募先企業の情報収集は丁寧にする 志望動機を答えるときに、「家族が関わっている仕事内容であるため、深い興味を示しました。」と答える生徒。けれど、「弊社のホームページをご覧になって、どのような企業だと思いましたか?」と聞くと、「見ていない」と答えます。 『深い興味を示した』けれど、スマートフォンからも確認ができる応募先のホームページを見ていないのでは、「本当に、うちに就職したいのかな?」と採用担当者は思ってしまいます。 職場見学に行っていないのであれば、どのような企業なのか情報収集は徹底しましょう。求人票はすみずみまで確認し、企業のホームページにはその企業が取り扱う商品や企業理念、採用ページでは働く先輩などたくさんの情報が掲載されています。しっかりと内容を確認して、自分がこの企業を応募して、どのような社会人になりたいのか言葉にできるといいですね。就職活動は、準備8割。面接当日までの準備が大切です。 ■求人票からその職種に求められそうなことをイメージする 今回紹介した生徒が応募する求人は、野菜を取り扱う総合事務です。事務ではありますが、広報や販売にも関与することもあり、企業の顔にもなります。オリジナルブランドも取り扱う企業であるため、総合事務のポジションでは、お客様に野菜の魅力を伝えて広めることも重要な仕事になりそうです。 求人票を見て、面接ではどのようなことが聞かれるか、自己紹介や志望動機、長所短所といった自分のことを伝えるだけでなく、応募する求人はどのようなことを求められて、そのために自分に何ができるか、何をしたいかを答えられるよう面接練習ではサポートしています。 今回紹介した生徒が応募する求人であれば、おすすめのレシピくらいまで言えると良いですね。「この企業で働きたい」という意欲が伝わるかと思います。 就職後の通勤をイメージしよう! 今回紹介した生徒の場合、職場見学に行っていないため、自宅から現地までの通勤にどれくらい時間がかかるのか確認しました。すると、「車で40分くらい」と言います。求人票に書かれている就業場所を地図で一緒に確認しましたが、あまり場所が分かっていない様子です。 自宅から職場までどれくらいの時間がかかるのか体感がないため、面接当日までの間の時間を使って、自宅から就業先まで行ってみることを伝えました。 現地に足を運ぶことで、地図上では確認できない様子が分かると思います。就職後に、「通勤がつらい」という理由で退職にならないよう、通勤のイメージをしてもらうことにしました。 質問の回答は矛盾を生まない面接対策でサポート 生徒と面接練習を行っていると、自己紹介や志望動機、長所と短所は準備をしているので割とスムーズに回答します。しかしながら、生徒が答えた志望動機から深掘りした質問をしていくと、矛盾を感じる点があります。 面接練習では、さまざまな角度や返答からの深掘り質問で答える練習を行ってきました。矛盾やギャップを感じた点は生徒へ正直に伝えながらも、本人の想いや気持ちをどのように伝えるか、一緒に考えながら面接対策のサポートを行っています。 生徒からは「最近のニュース見てなくて答えづらかったです。」や「深く聞かれてどう答えたらいいのか分からなかったです。」と振り返りがありました。面接の雰囲気の中で答える練習と合わせて、もう一度答えるとしたらどのように答えるか何度もやり取りをしながら、面接の準備を面接日前日までしています。 生徒の準備が整った上で、面接試験を受けてもらいたいと考え、対策を行ってきました。面接対策は、何度も面接練習ができる余裕があると、面接当日は心持ちが変わってきます。 さいごに、就職希望の高校生のみなさんへ キャリアbaseでは、「通信制高校における“進路未決定のままの卒業”をなくし、その先の社会的孤立が起きない社会をつくること」を目指して活動をしています。 卒業が目前という時期を迎え、「就職したいけど何をしたらいいのかわからない」という場合は、すぐにでも学校や保護者の方、周りにいる信頼できる大人に相談してください。キャリアbaseは、いつでも高校生からの相談を受け付けており、お金はかかりません。 高校卒業までに内定を取れるよう就職活動を進めるためには、1日でも早く、学校へ応募先企業を伝えて、応募が可能か先生に確認してもらい、「調査書」もほしいところです。 悩んでいて動けないままだと、企業への就職試験の応募ができずに高校卒業の日がきてしまいます。「どうしたらいいのかわからない」「わからないことがわからない」と、何を相談したらいいのかわからない方も、動き方がわからない方も、お話を聞きながら卒業後の進路を模索していくことも可能です。 卒業に向けて、進路変更をする方や就職活動の進め方がわからない方など、キャリアbaseから学校へ連携を取ってサポートすることもできます。ぜひ、キャリアbaseを頼っていただけたらと願っています。 キャリアbaseへの連絡は、メールやInstagramをご活用ください。 メール:https://career-base.jp/contact/ Instagram:https://www.instagram.com/career_base/

⛵️初ママふらっぽ⛵️定期開催も?…👀✨ | 居場所「ふらっぽ北柏」

⛵️初ママふらっぽ⛵️定期開催も?…👀✨

12/13(金)は、初めて開催の「ママふらっぽ」の日でした。 初めてふらっぽ北柏に来てくれたママさんもいて、とても素敵な時間を過ごすことができました✨ ママさんは、自分のお子さまたちのお話をたくさんしてくれました😌子どもが学校に行かなくなり不登校になったけれど、どこの誰に話をしたらいいのか、何をどうしたらいいのか、このままでいいのか…など。ママも本人もいろいろ葛藤されていたようです。 そんな時にふらっぽ北柏で、ママふらっぽが開催されるということを知り、お越しくださいました。 ここって、何をやってる所なの?👀✨すごいね〜🤩楽しそう🎶と、興味津々で話を聞いてくれました☺️ 「こんな居場所があるってもっと早く知りたかった。」 「ふらっぽみたいな居場所がもっといろいろな所にあったらいいのに。来れて良かったぁ〜🥰」 などと嬉しい言葉をたくさん言ってくれて、他のママさん達にもふらっぽ北柏をお伝えしてくれるとのことでした。 学校では出会えない先生や大人たち。そんな先生や大人たちに気軽に会いに来られる居場所がふらっぽ北柏です‼︎ 子どもたちだけではなく、大人もふらっと来れる居場所なので、またママふらっぽを開催したいです^^ 開催する時にはぜひ、ご参加していただけたら嬉しいです⛵️✨

⛵️ふらっぽ北柏⛵️折り紙でものづくり! | 居場所「ふらっぽ北柏」

⛵️ふらっぽ北柏⛵️折り紙でものづくり!

初めてふらっぽ北柏に遊びに来てくれた、折り紙が上手な女の子✨このお花みたいな折り紙、実は“コマ”なんです😳かわいいコマは、とても良く回ります🌀折り方を丁寧に教えてくれて、手伝ってくれて、折り紙の先生をやってくれました☺️ 折り紙の後は、ビルディングパズルに挑戦🌟 感覚で置いていっていたのか、すぐにクリア👏 折り紙で作った作品は、壁に飾りました🖼️ 遊びに来た時は、探してみてね👀✨

就職活動は、面接対策だけではない。適性検査と筆記試験対策はどのようなものがある? | 個別就労支援

就職活動は、面接対策だけではない。適性検査と筆記試験対策はどのようなものがある?

キャリアbaseでは、進学から就職に変更になった生徒やさまざまな事情により二次応募から就職活動を行うことになった生徒の個別面談を行い、就職活動のサポートを行っています。 就職試験は、面接だけではない企業もあります。これまで、キャリアbaseで面接対策と合わせて筆記試験対策のアドバイスも行ってきました。 今回は、就職活動をする高校生に筆記試験対策においてアドバイスしていることをお伝えします。 高校生就職活動の適性検査と筆記試験 求人票(高卒)の2枚目には、選考方法の記載があります。 面接だけの企業もありますし、面接・適性検査の企業もあり、面接・学科試験であったり、面接・その他でWEB試験を取り入れている企業もあります。 企業によって選考方法の内容は変わるので、キャリアbaseの面談の中で応募したい企業が決まったら、選考方法を確認するようにしています。 ■適性検査 適性検査の内容は、企業によって異なり、足し算を制限時間内に答えるストレス耐性を図るものや、日頃の行動や考えに選択式で答えていく適性検査など、さまざまです。 適性検査のみで選考されるのではなく、面接だけではわからないその人の適性を確認するため行われます。適性検査の総合的な答えから、どのような人なのか傾向をつかむために行われ、それ以外にもどのような組織に合いそうか、技術職では手先の器用さを把握するためにも使われます。 適性検査だけの場合は、質問に「あてはまる」「あてはまらない」であったり、「Aに近い」「Bに近い」といった回答をしていくもの、「はい」「いいえ」「どちらでもない」の3つの選択肢のうちのどれかを選んで答えるものであったりと、ほぼ事前の対策は必要ありません。 ただし、仕事上での適性を見るために適性検査は使われるので、日常での自分の状態ではなく、アルバイトをしているときの自分の状態で適性検査を受けるようアドバイスをしています。 ■筆記試験 筆記試験は、事前に知っているのと知らないないのとでは当日の心持ちも変わります。計算問題や漢字、読み書きといった問題、一般常識問題などさまざまです。 SPIやGAT-H、V-CATなど特有の筆記試験を選考方法にしている企業もあります。書店で対策本が売られている試験もあり、その場合は手元に用意して3周ほど問題を解くよう伝えています。 面接試験対策と違って、筆記試験の場合は受ける本人が努力するしかありません。筆記試験で残念な結果が届いた生徒もいますし、筆記試験があるから応募を避ける生徒もいます。 職場見学から応募書類の準備まで取り組んだ中、高校生自信が筆記対策ができるよう試験の傾向を伝えるなどでサポートしています。 筆記試験の対策がおろそかになりがちな生徒が多数 面接対策はキャリアbaseで行ったり、キャンパスで先生と事前に練習をするなどをしたりして対策が行われています。しかしながら、筆記試験は「対策はされましたか?」と問いかけると「できています!」と答える生徒はあまりいないのが現状です。 面接当日に筆記試験も行われる場合がほとんどですが、「SPIってなんですか?」「GAT-Hって?」という状態で、キャリアbaseとの面談の翌週が面接当日という生徒もいます。 求人票を見て、「この企業へ応募したい」と決めたら、求人票2枚目の選考方法も確認し、筆記試験がある場合はその試験に合わせた対策を行いたいものです。 さいごに、就職希望の高校生のみなさんへ キャリアbaseでは、「通信制高校における“進路未決定のままの卒業”をなくし、その先の社会的孤立が起きない社会をつくること」を目指して活動をしています。 卒業が見えてきた時期を迎え、「就職したいけど何をしたらいいのかわからない」という場合は、すぐにでも学校や保護者の方、周りにいる信頼できる大人に相談してください。キャリアbaseは、いつでも高校生からの相談を受け付けており、お金はかかりません。 年明けから高校卒業までに内定を取れるよう就職活動を進めるためには、1日でも早く、学校へ応募先企業を伝えて、応募が可能か先生に確認してもらい、「調査書」もほしいところです。 悩んでいて動けないままだと、企業への就職試験の応募ができずに時間が過ぎてしまいます。「どうしたらいいのかわからない」「わからないことがわからない」と、何を相談したらいいのかわからない方も、動き方がわからない方も、お話を聞きながら卒業後の進路を模索していくことも可能です。 卒業に向けて、進路変更をする方や就職活動の進め方がわからない方など、キャリアbaseから学校へ連携を取ってサポートすることもできます。ぜひ、キャリアbaseを頼っていただけたらと願っています。 キャリアbaseへの連絡は、メールやInstagramをご活用ください。 メール:https://career-base.jp/contact/ Instagram:https://www.instagram.com/career_base/

【個別就労支援】9月の職場見学から、選考の応募が遅れた生徒のケースの場合 | 個別就労支援

【個別就労支援】9月の職場見学から、選考の応募が遅れた生徒のケースの場合

12月に入り、年末年始が見えてきました。年内に就職活動を進めたい場合、調査書の申請期日に注意が必要です。調査書は、学校へ申請して1週間~2週間ほど時間を要します。 高校生の就職活動では、企業への応募に「履歴書」と「調査書」が必要です。年内の「調査書」の申請期日は、12月上旬までの通信制高校のキャンパスもあります。 履歴書には写真も必須ですので、応募書類に不備がないよう準備を進めていきましょう。 さて、今回は9月上旬に職場見学へ行った後、11月中旬に企業へ応募する連絡をしたけれど、採用が充足して面接が受けられなかった生徒を紹介します。 選考の応募連絡が遅くなり、面接前に採用枠が充足 今回の生徒は、職場見学から応募意思を企業へ伝える(応募可能か確認する)まで、2ヶ月半ほど時間が空いています。9月上旬に職場見学へ行ったっきりでその間、企業とコミュニケーションを取っていませんでした。企業側へ応募が可能か確認ができたのは11月中旬。 連絡した時点では、まだ採用枠の充足はなかったものの、数日後、別の生徒の内定が決まったようです。 生徒自身は、職場見学へ行った企業の面接を受けるつもりで面接練習を行いましたが、希望の企業の採用枠が充足したため面接を受けることができませんでした。 1回目のキャリアbaseとの面接練習では、応募しようと決めた企業で面接を受けるつもりでいたため、2回目の面談時には生徒自身の戸惑う様子が見て取れました。 ■二次応募の就職活動では応募スピードが大切になる 高校生の就職活動では、ルール上、生徒と企業で直接やり取りすることができません。生徒が企業へ応募する際は、学校を通じて応募します。 今回の生徒のケースは、生徒と学校の先生、学校と企業間でのコミュニケーションが十分でなかったため、応募可否の確認が遅くなり、その間に採用枠が充足して、選考面接を受けることができませんでした。 10月以降の二次応募の場合、採用枠がすぐに埋まる企業は多いです。そのため、応募の意思が決まった時点ですぐに学校の先生へ「ここへ応募したいです」ということを伝えて、先生から企業へ応募が可能か確認するスピード感が大切になってきます。 12月という時期は、さらに採用活動の進捗は日々変わります。 今回の生徒は、他の企業を探すところから再度、就職活動を進めることになりました。「職場見学をしてから次の応募先を決めたい」という本人の意向を尊重しながら、伴走していきます。 【関連ブログ】 高校生の就職活動に必要な、応募書類を準備しよう! さいごに、就職希望の高校生のみなさんへ キャリアbaseでは、「通信制高校における“進路未決定のままの卒業”をなくし、その先の社会的孤立が起きない社会をつくること」を目指して活動をしています。 秋以降は、進学希望でいたけれども、様々な事情で就職に進路変更を考えている高校生が増えてくる時期です。一方で、ハローワークの「高卒就職情報WEB提供サービス」はシステム上、掲載されたままですが、採用枠は埋まっている場合があります。 二次応募を行っている企業も今回ご紹介したケースのように、数日後には採用枠が埋まってしまいがちです。 12月後半は年末年始で9連休の企業が多く、企業の採用活動も一時ストップしてしまいます。年内に就職活動を進めるためには1日でも早く、学校へ応募先企業を伝えて、応募が可能か先生に確認してもらい、「調査書」もほしいところです。 悩んでいて動けないままだと、企業への就職試験の応募ができずに時間が過ぎてしまいます。「どうしたらいいのかわからない」「わからないことがわからない」と、何を相談したらいいのかわからない方も、動き方が分からない方も、お話を聞きながら卒業後の進路を模索していくことも可能です。 卒業に向けて、進路変更をする方や就職活動の進め方が分からない方など、キャリアbaseから学校へ連携を取ってサポートすることもできます。相談は無料です。ぜひ、キャリアbaseを頼っていただけたらと願っています。 キャリアbaseへの連絡は、メールやInstagramをご活用ください。 メール:https://career-base.jp/contact/ Instagram:https://www.instagram.com/career_base/

【令和6年度版】第10回オンライン就活セミナーを実施しました!カシマ教育グループさま(鹿島学園高等学校・鹿島朝日高等学校・鹿島山北高等学校) | キャリア教育

【令和6年度版】第10回オンライン就活セミナーを実施しました!カシマ教育グループさま(鹿島学園高等学校・鹿島朝日高等学校・鹿島山北高等学校)

本日は、キャリアbase代表の草場が講師として登壇し、全国の鹿島学園高等学校・鹿島朝日高等学校・鹿島山北高等学校の生徒に向けた、オンライン就活セミナーを実施しました。第10回目のテーマは、『今から間に合う就職活動』です。 本日のアジェンダ 1.自分の就活計画を立ててみよう 2.キャリアサポートセンターを活用しよう 3.OB宮内先輩の話を聞いてみよう 今日の目的 卒業までに次の所属先を決めに行こう! 来週から12月に入ります。企業も学校も年末年始を控えており、就活は一時休止となるところが多く見られます。学校が発行する企業応募書類の1つ『調査書』の年内申請は、カシマの場合は12/6が締め切りです。 卒業までの就活期間は実質2か月半と予測し、じぶんノートに自分の就活スケジュールをたてていくワークに取り組みました。講師の草場からは、一人で抱え込まず、まずは学校にある相談窓口とつながりを持ち、活用してみることを伝えました。 ☝先輩の真剣なまなざしが見えてきますね・・・ 最後に、今年から株式会社かに道楽に入社し、調理師を目指しているカシマの先輩から、仕事のこと、就活のことなどさまざまな話を聞きました🦀    実施後のアンケート ●実際に面接を受けた先輩の話を聞けて参考になった。 ●就職への過程などそれまでの準備期間を特に強化しなければならないということが分かった。 ●アルバイトを経験していた身として、社会人とアルバイトの違いに関する意見を先輩からお聞きすることが出来て良い勉強になりました。 ●卒業生の先輩の話を聞くことができて体験談で不安が軽くなった。 ●このセミナーで、就職活動の大変さを改めて実感しました。自己分析や企業研究の重要性、そして面接対策など、やるべきことが多岐にわたることを知り、準備の大切さを痛感しました。また、就職のときに頼れる人がいるのはとても良いと思いました。 ●OBの方の話を聞いて面接は緊張しすぎなくても大丈夫ということを知れました。 ●スケジュールを決めるというところが1番参考になりました。 ●就職活動をする際に、分からないこと、不安なことは積極的に相談したほうが良い。 ●自分で就職の予定を立てたり相談することで、今の時期からでも就職に間に合うこと。 今回で最終回。本日までご参加いただいた皆様、ありがとうございました!! 皆さんの就活、応援しています!

【ふらっぽ北柏】12月開所日のお知らせ📢 | 居場所「ふらっぽ北柏」

【ふらっぽ北柏】12月開所日のお知らせ📢

みなさん、こんにちは! ・ ・ 今年も残り1か月となりました🎅 ・ ・ 12月のふらっぽ北柏開所日のお知らせです📢 12月3日(火)10時~13時 12月10日(火)14時~17時 12月19日(木)14時~17時 ・ ・ 小中高生が自由に安心して利用できる居場所“ふらっぽ北柏”。 誰かとお話ししたり、ぼーっとしたり、ものづくりをしたり、宿題をしたり、ボードゲームで遊んだり! 過ごし方は自由です♪ ぜひふらっと遊びに来てください✨ 利用を希望する際は前日までのご予約が必要になりますので、 コチラからご予約をお願いします✨  

【個別就労支援】7月から300求人を確認しても、応募先が決め切れずに卒業しそうな生徒のケース | 個別就労支援

【個別就労支援】7月から300求人を確認しても、応募先が決め切れずに卒業しそうな生徒のケース

11月に入り、二次応募の面接対応を行っています。二次応募は、求人数が減っていく中での就職活動です。 キャリアbaseには、「内定」という嬉しい結果報告も増えてきた中、個別伴走支援の面談も、これから面接を受ける生徒の面接対策も引き続き行っています。 高校生の就職活動の場合、応募書類に必要な「調査書」は学校の先生へ申請が必要です。調査書は、企業へ応募書類と一緒に提出しなければいけません。調査書は作成が完了するまでに1~2週間かかり、年内は12月上旬までに申請が必要な学校もあります。 調査書の準備期間も踏まえて、今回は4ヶ月の期間で300件というたくさんの求人を見てきて、応募先が決め切れずに動けないまま卒業しそうな生徒の個別伴走支援のケースを紹介します。 7月から確認した求人票が300件超えの生徒の場合 高卒新卒求人は、2024年度も7月1日に解禁されました。学校の先生を通じて生徒は、厚生労働省が提供する「高卒就職情報WEB提供サービス」から、多数の求人票を見ることができます。 今回紹介する生徒は、自宅から通える範囲でピックアップして確認した求人票は300件を超えた11月、未だにどの企業へ応募するのか決め切れずにいました。 ■生徒が就職先として求める条件 今回の生徒は、過去の失敗が大きなトラウマになっていて、一歩を踏み出すことが怖い状況にありました。アルバイトは1年以上同じところで続けていますが、正社員として働くことにとても慎重になっており、希望求人条件の優先順位がつけられずにいる状況です。 2社ほど職場見学に行っていますが、生徒自身がその職場と合わないと感じたようで、さらに慎重になっている様子が伺えます。 求人票をいくつか一緒に見ながら話を進めますが、どれも外せない就労条件のようです。求める条件としては、以下の通りでした。 正社員で働きたい 手取りで18万円の給与を希望 年間休日115日ほしい 勤務時間は9時から18時といった、朝早くなく夜遅くにない時間帯 家から近い 人と接する仕事はしたくない 責任が生じる職種は避けたい(店長職など) 人が多い街は疲れるから行きたくない 威圧的な人がいない職場を希望 現在続けているアルバイトを継続する道もあることを伝えますが、親を安心させたい気持ちがあり、高校卒業後は正社員での就業を希望することが確認できました。 ■職場見学から先が進められない現状 7月から求人票を確認して、2社職場見学へ行った企業の話を聞いてみると、希望の条件と正反対の職種や企業です。希望の就業条件と正反対の企業に何か気になる点があるのか、聞いていきます。 興味がある仕事だが責任(店長職など)が生じるのは避けたいと感じた 接客は苦手だが現在のアルバイトは接客もある仕事をしている 気になる仕事と現実にギャップがある 楽しそうなイメージがあったが人間関係が大変に感じた など 職場見学に行った企業以外に、先生に紹介された求人票に全部目を通すも「自分に合わない」ということで、3社目以降の職場見学に行けていません。面談を進める中、生徒が希望する条件や優先順位も定まっていない様子です。 まずは、学校の先生も交えた面談の中で、優先順位を整理していきます。 興味がある仕事だけど人間関係で頑張らないといけないか、働く上でモクモクできるけどそこまで興味をそそられない仕事と比べると気持ちとしてはどうかを尋ねました。生徒からは、モクモクと進める仕事を希望すると回答がありました。 また、正社員で働くことに、「失敗できない」という意識も強い様子です。高校を卒業しても、1社だけしか働く場所がないわけではなく、大人も何度も転職をしているから、最初の1年という考えで探すともう少し気が楽になるかもということを伝えました。 ■求人票の文字のみで就職先の情報収集に限界 今回の生徒の場合は、正社員として働くことに大変慎重になっていますが、優先順位から絞った3社目以降の職場見学へ数社行くことが次のステップです。 「あれも」「これも」となっている状況から、自宅から通える範囲内には限られた求人になることや、勤務可能な範囲から確認すると求める給与も難しくなること、希望の条件に全部当てはめると求人がなくなってしまうことを伝えます。 また、二次応募以降になると、12月後半は企業仕事納めになるため、11月中に3社目以降の職場見学に行った方が良いことも伝えました。 職場見学に行った2社が希望と違ったため、次のアクションが起こせずにいますが、求人がなくなっていくことを伝えると、求める就労条件の優先順位を整理して、自宅から通える範囲の求人をいくつか絞って職場見学に行くことにしました。 文字だけの情報収集では、「合わない」で終わってしまいそうな就職活動を、職場見学で働く人を見たり、話を聞いたりすることで求人票だけでは得られない情報に触れてほしいと願います。 今回の生徒は、求人票を見たり、職場見学に行ったりと就職活動をしているけれど、応募先が決まらないケースでした。希望と適性が異なる企業や職種の職場見学に行っているため、大変慎重になっています。しかし、二次応募以降は採用枠がさらに限られてくるため、次のアクションを早々に行うよう伝え、11月中に応募先企業を決めるようにしています。 さいごに、就職希望の高校生のみなさんへ キャリアbaseでは、「通信制高校における“進路未決定のままの卒業”をなくし、その先の社会的孤立が起きない社会をつくること」を目指して活動をしています。 秋以降は、進学希望でいたけれども、様々な事情で就職に進路変更を考えている高校生が増えてくる時期です。一方で、企業側はハローワークの「高卒就職情報WEB提供サービス」に求人は掲載されているものの、採用枠は一次応募で埋まった場合があります。二次応募はさらに、すぐに採用枠が埋まってしまいがちです。 来月は12月になり、後半は年末年始で9連休の企業が多く、企業の採用活動も一時ストップしてしまいます。年内に就職活動を進めるためには11月末までには学校へ応募先企業を伝えて、「調査書」もほしいところです。 悩んでいて動けないままだと、企業への就職試験の応募ができずに時間が過ぎてしまいます。「どうしたらいいのかわからない」「わからないことがわからない」と、何を相談したらいいのかわからない方も、動き方が分からない方も、お話を聞きながら卒業後の進路を模索していくことも可能です。 卒業に向けて、進路変更をする方や就職活動の進め方が分からない方など、キャリアbaseから学校へ連携を取ってサポートすることもできます。相談は無料です。ぜひ、キャリアbaseを頼っていただけたらと願っています。 キャリアbaseへの連絡は、メールやInstagramをご活用ください。 メール:https://career-base.jp/contact/ Instagram:https://www.instagram.com/career_base/

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