人権講話~言葉廻戦~(千葉県立流山北高等学校さま)
今回は、千葉県立流山北高等学校の人権講話へ、“ポジティブデザイナー”の宮脇が講師として登壇し、「人権ってなんだ?!」をテーマに、自分と相手の権利を尊重するための“言葉”について考えてみる時間となりました。
宮脇の自己紹介からはじまり、今の職業、気になる人、コト、取り組んでいる音楽活動などを生徒たちへ共有し“ある1人の大人の生き方”を垣間見るところからお話させていただきました。
人権ってなんだろう?
~人権とは 誰もが生まれながらにして持っている、 人間らしく、自分らしく生きることのできる権利。~
具体的にどんなものがあるのかを、1つずつ解像度を上げて具体的に見ていく中で、みんなの中でじわじわ浮かび上がる“自由さ”への疑問。
「それなら…何でもありってことだよね?だって自由に生きていい権利なんでしょ?」
実は“人権で守られた自由”の中には、⾃分の権利を使うときに、他の⼈の権利を守ることが条件付けされていて、例えば「⾃分の意⾒を⾔う権利があっても、他の⼈を傷つけるようなことは⾔ってはいけない」など、人権というのは自分も相手も大切にすることが大切だということをお話しました。
言葉廻戦~言葉のチカラと難しさ~
次に人間が最も身近に使うコミュニケーションツール“言葉”に焦点をあてて、言葉の持つチカラの大きさや解釈の多様性、共通認識で伝える難しさなど、日頃の自分の言動やSNSコミュニケーションについて振り返りました。
“言葉”は発した瞬間に受け手によって解釈が分かれ、何気なく発した言葉も意図せず良くも悪くも捉えられることと、その可能性があることを自覚し、“メッセージは発する前に読み返す”など相手の立場でもイメージしてみること、受け手がその言葉を受け取りやすいように言語を変換して伝える心遣いが、その先のトラブルの予防に繋がることを伝えました。
生徒のアンケートより
- 言葉と文字だと意味が変わってしまうことがわかった、この話を聞いていなければ気づいてなかったかも
- 言葉は1文字違うだけでも全然印象が変わること
- 言葉は時には呪言になってしまうと知ることができた。とても楽しい講話でした!
- 意見言う時はその人のこと考える
- 些細な日常の中でも、少し意識を変えるだけで聞き手にも自分自身も穏やかな気持ちになれる。
- 権利にも色々種類があり、とても分かりやすかった
- 自分の人権そして相手の人権も尊重することが大切なんだなと思いました
そして言い方1つ間違えただけで相手を傷つけてしまうと改めて考える事が出来ました - 直接言うとSNSで言うとで人によってのニュアンスがあるのに気づいた
- 言葉のキャッチボールの原理で、喋る時はちゃんと相手の構えてるところにしゃべってあげることの大切さ
- がんばるじゃなくて、がんばれるというのがすごくよかった
- 自分が何気なく言った発言でも、相手にとっては違う解釈になってしまうことがあるので気をつけたい
嬉しい再会も🌟
最後に…中学生のころから関わりのある生徒がいる学校でのガイダンスで、久しぶりの再会もありました!
「無遅刻!!」と近況も教えてくれ、元気そうで嬉しい気持ちになりました✨