2024.12.02
【個別就労支援】9月の職場見学から、選考の応募が遅れた生徒のケースの場合
12月に入り、年末年始が見えてきました。年内に就職活動を進めたい場合、調査書の申請期日に注意が必要です。調査書は、学校へ申請して1週間~2週間ほど時間を要します。
高校生の就職活動では、企業への応募に「履歴書」と「調査書」が必要です。年内の「調査書」の申請期日は、12月上旬までの通信制高校のキャンパスもあります。
履歴書には写真も必須ですので、応募書類に不備がないよう準備を進めていきましょう。
さて、今回は9月上旬に職場見学へ行った後、11月中旬に企業へ応募する連絡をしたけれど、採用が充足して面接が受けられなかった生徒を紹介します。
選考の応募連絡が遅くなり、面接前に採用枠が充足
今回の生徒は、職場見学から応募意思を企業へ伝える(応募可能か確認する)まで、2ヶ月半ほど時間が空いています。9月上旬に職場見学へ行ったっきりでその間、企業とコミュニケーションを取っていませんでした。企業側へ応募が可能か確認ができたのは11月中旬。
連絡した時点では、まだ採用枠の充足はなかったものの、数日後、別の生徒の内定が決まったようです。
生徒自身は、職場見学へ行った企業の面接を受けるつもりで面接練習を行いましたが、希望の企業の採用枠が充足したため面接を受けることができませんでした。
1回目のキャリアbaseとの面接練習では、応募しようと決めた企業で面接を受けるつもりでいたため、2回目の面談時には生徒自身の戸惑う様子が見て取れました。
■二次応募の就職活動では応募スピードが大切になる
高校生の就職活動では、ルール上、生徒と企業で直接やり取りすることができません。生徒が企業へ応募する際は、学校を通じて応募します。
今回の生徒のケースは、生徒と学校の先生、学校と企業間でのコミュニケーションが十分でなかったため、応募可否の確認が遅くなり、その間に採用枠が充足して、選考面接を受けることができませんでした。
10月以降の二次応募の場合、採用枠がすぐに埋まる企業は多いです。そのため、応募の意思が決まった時点ですぐに学校の先生へ「ここへ応募したいです」ということを伝えて、先生から企業へ応募が可能か確認するスピード感が大切になってきます。
12月という時期は、さらに採用活動の進捗は日々変わります。
今回の生徒は、他の企業を探すところから再度、就職活動を進めることになりました。「職場見学をしてから次の応募先を決めたい」という本人の意向を尊重しながら、伴走していきます。
高校生の就職活動に必要な、応募書類を準備しよう!
さいごに、就職希望の高校生のみなさんへ
キャリアbaseでは、「通信制高校における“進路未決定のままの卒業”をなくし、その先の社会的孤立が起きない社会をつくること」を目指して活動をしています。
秋以降は、進学希望でいたけれども、様々な事情で就職に進路変更を考えている高校生が増えてくる時期です。一方で、ハローワークの「高卒就職情報WEB提供サービス」はシステム上、掲載されたままですが、採用枠は埋まっている場合があります。
二次応募を行っている企業も今回ご紹介したケースのように、数日後には採用枠が埋まってしまいがちです。
12月後半は年末年始で9連休の企業が多く、企業の採用活動も一時ストップしてしまいます。年内に就職活動を進めるためには1日でも早く、学校へ応募先企業を伝えて、応募が可能か先生に確認してもらい、「調査書」もほしいところです。
悩んでいて動けないままだと、企業への就職試験の応募ができずに時間が過ぎてしまいます。「どうしたらいいのかわからない」「わからないことがわからない」と、何を相談したらいいのかわからない方も、動き方が分からない方も、お話を聞きながら卒業後の進路を模索していくことも可能です。
卒業に向けて、進路変更をする方や就職活動の進め方が分からない方など、キャリアbaseから学校へ連携を取ってサポートすることもできます。相談は無料です。ぜひ、キャリアbaseを頼っていただけたらと願っています。
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