2025.09.11
いきる力をともに育む
私たちは「学校と社会の架け橋に」をスローガンに掲げ、
1都3県(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)の高校生を中心とした若者に
向けて、社会に出る準備となる「キャリア教育」「個別就労支援」
「居場所支援」を軸に活動しています。
生徒一人ひとりが主体的に将来の進路を考え、選択していく力を高めることを
大切にし、変化の激しい社会の中で「生きる力」を育みます。
NPO法人キャリアbaseは、「共創」を1つのキーワードとし、学校の先生方・
地域の企業の皆さまにも協力を仰ぎながら、キャリア教育を始めとした、
子どもたちの社会的自立をサポートする活動を進めていきます。




子どもたちが抱えている課題は無数にあります。
私たちは、どのような背景を持っている生徒でも必ず寄り添い、ともに未来に向けて歩んでいけるよう伴走します。自己理解から職業理解まで、さまざまなプログラムでキャリア教育を提供しながら、一人ひとりに寄り添った就労支援を実践。点で終わる情報提供ではなく、中・長期的な関わりを持ちながら、学校の先生方の強力な外部パートナーとして、子どもたちの未来をともにひらくために活動していきます。
近年社会問題となっているヤングケアラーやLGBTQ、母子父子家庭・ネグレクト・虐待など、本人や本人の家庭の事情によって、進学や就職に悩みを抱える生徒は年々増加傾向にあります。そういった生徒たちを支援するため、個別で進路相談をできる場を設けています。就職(卒業)後のアフターケアも含め、学校側やリファー先と連携しながら幅広いサポートを行うためのハブとなる役割を担います。
キャリアbaseでは、リアルとバーチャル、2つの“居場所”を提供しています。千葉県柏市に開設している「地域の進路指導室」では、進学・就職に関する相談や面接対策から、自己理解・自己分析、キャリアデザインなど、幅広い相談ができます。もう一つは、顔を出さずにオンラインで繋がることのできるバーチャル居場所空間「ふらっぽ」。誰でも簡単にアクセスすることができる、横断的な“かけこみ寺”のような空間を目指しています。
高校・先生方の外部パートナーとして、キャリアbaseのオリジナル教材である「じぶんnote」を活用しながらキャリア教育を実践します。これまで延べ10,000名以上の生徒にキャリア教育を実施してきました。学校ごとの状況を丁寧にヒアリングし、各学校・クラスの特性に合わせてキャリア教育やガイダンスの企画をカスタマイズ。進学・就職問わず、コンテンツ提供が可能です。

キャリアbaseが目指すもの、それは生徒一人ひとりが自分らしく生きることを選択し、
前向きに社会へと旅立っていく、その支援をすることにあります。
学校から社会へ。子どもたちにとっては一番の環境変化がここにあります。
その変化に、強く、しなやかに対応してほしい。
私たちは「学校と社会の架け橋」となり、誰ひとり取り残されることなく、
安心して社会に旅立っていくことのできる環境をつくっていきます。
そして、いつでもひらかれた「おかえりなさい」と「いってらっしゃい」のある
港のような存在になれるよう、日々活動を続けていきます。
2025.11.17
みなさん、こんにちは! いよいよ11月7日は柏の葉高校の「街文化祭~まちとマルシェのクロスフェスタ~」本番です! 前日の11/6は、2時間の授業を使い、生徒たちは本番に向けて最後の仕上げを行いました。 チームの状況に応じて、活動内容は大きく3つに分かれました。 地域貢献のためのボランティア活動 地域の方々へのチラシ配り 準備作業の最終調整 生徒たちは限られた時間を最大限に使い、活動に励んでいました。 🏃♂️チームごとに奮闘していました! 今回のブログ担当の太田が同行したのは「チラシ配り」チームでした。 このチームは二手に分かれ、地域の方々やお店にご挨拶をしながらチラシを配布しました。 生徒たちは地図を見ながら「私たちはこっちのエリアを担当するね」と話し合い、責任を持ってそれぞれ担当の持ち場へ。 最初の1時間で、イベント当日お世話になる地域のお店一軒一軒を訪問し、丁寧にイベントの告知とご挨拶を済ませました。 残り1時間では、柏の葉キャンパス駅付近で一般の方々へのチラシ配りにチャレンジ。 残っていたチラシを全て配り切ることができました! 活動後の生徒からは、「結構楽しかった!」「嫌な顔せず、皆さん優しく受け取ってくれました」といった嬉しい声が聞かれ、達成感に満ちた表情をしていました。 もう一つのチームは、三井不動産様ご依頼のボランティア活動に励んでいました。 駅で遭遇したので、そちらの様子も少し見てみると、みんな楽しみながら作業している様子が。 駅前では清掃を、少し奥に行くと歩道のシール貼り替え、さらに奥では植木ボックスの塗装など、担当分けをして本格的な作業を実施。 時間いっぱい地域の環境整備に一生懸命取り組む姿は、高校生とは思えないほど頼もしく、プロ意識すら感じさせるものでした。 そして、ギリギリまで準備に時間を費やしたチームも。 準備が完了すれば、明日への万全の体制が整います。 最後まで粘り強く頑張ってくれていました。 🤝先生から生徒へ、感謝のメッセージ 終業間際、明日の最終チェックをするため実行委員の部屋を訪れると、全体を見ている小松先生が実行委員に向けて、連絡事項とともに「今まで頑張ってくれてありがとう」と感謝の言葉を伝えている場面に遭遇しました。 この先生と生徒のやり取りを目にして、「本当に明日が本番なんだ」と改めて強く実感しました。 あとは本番を迎えるのみ! 生徒の皆さんは、準備で培った自信を胸に、明日は心から楽しんできてください🍀 生徒のみなさん、引率の先生方、本当におつかれさまでした✨✨
2025.11.16
キャリアbase代表の草場が講師として登壇し、全国の鹿島学園高等学校・鹿島朝日高等学校・鹿島山北高等学校の生徒に向けた、オンライン進路セミナーを実施しました。 3年生の就職活動もいよいよ終盤。今回の進路セミナーは「先輩の話を聞いてみよう!」をテーマに、NPO法人キャリアbase理事長・草場が登壇。 後半では、鹿島学園の卒業生であり、株式会社リジョイスカンパニーで働く伊藤先輩がゲストとして登場し、社会に出てからのリアルな体験を語ってくれました。 🕊 不安の声からスタートした時間 セミナーの冒頭では、生徒たちから寄せられた「就活への不安の声」を紹介しました。 「勇気がなくて一歩が踏み出せない」 「朝から働けるか心配」 「年が終わりそうで焦っている」 草場からは一つひとつの声に耳を傾けながら、「不安を消す方法は“準備”と“行動”です」とアドバイスがありました。 まずは年内にやることを整理し、1〜2月の約2か月半を“行動期間”として動けるよう、ワークシートを使って計画を立てました。 🏫 キャリアサポートセンターを知る 「何から始めればいいか分からない」「履歴書を見てもらいたい」そんな時に頼れるのが、キャリアサポートセンター。 就職活動の“駆け込み寺”として、各校の先生方が相談を受けてくれており、改めて窓口の紹介をしました。 💬 社会人のリアルに触れる時間 後半では、卒業生の伊藤先輩が登壇。伊藤先輩は高校卒業後、医療・福祉の現場を支える株式会社リジョイスカンパニーに入社し、現在は病院で受付業務を担当しています。 学生から社会人になる中で感じたギャップや、人間関係の築き方について率直に話してくれました。 「学生の時と違って、仕事には責任がある。緊張感もあって最初は疲れることもありました。」 入社前は「病院=厳しくて硬い職場」というイメージを持っていたという伊藤さん。しかし実際に働いてみると、先輩たちは思っていた以上に温かく、フレンドリーに声をかけてくれる存在だったそうです。 「困った時に聞ける環境があるので、心に余裕を持って働けています。」 🤝 人間関係で大切にしていること 伊藤さんが働く中で大切にしているのは、①挨拶と笑顔、そして②わからないことは聞くこと。 最初は「忙しそうだな」「前にも聞いたことをもう一度聞いていいのかな」と不安があったそうですが、先輩から「聞いてもらえるのは嬉しいことなんだよ。それが信頼関係をつくる第一歩だよ」と言われたことで、考えが変わったと話してくれました。 「わからないことをそのままにせず聞くことが、相手との信頼を育てることだと学びました。」 💼 人事担当・南さんからのメッセージ この日は、勤めているリジョイスカンパニー人事の南さんも会場に駆けつけてくださいました。南さんからは、伊藤さんの日々の頑張りや、職場で見せる成長の姿について温かい言葉がありました。 現場で働く先輩と、見守る人事担当の双方の言葉が重なり、“働くこと”のリアルな様子を知る中で、当時を思い出して嬉し涙する先生の姿もありました。 その瞬間には、これまでの関わりや想いが静かに報われていくような温かさが広がっていました。 🌱 伊藤先輩から後輩へエール 「うまくいかなくても大丈夫。小さな挑戦の積み重ねが、自分の力になる。」 その言葉に、生徒たちの表情が少しほぐれ、“自分も頑張ってみよう”という空気が会場に広がりました。 📅 次回予告 次回、第10回は1月21日(水)開催予定。テーマは「社会に出る前にやっておくこと」。 卒業を前に、社会に出るための“心とお金の準備”を一緒に考えます。 ✏️ 編集後記 “先輩の声”には、不思議な力があります。 同じ道を歩んできた誰かの経験が、生徒の背中をそっと押し、教職員の皆さんにも日々の関わりの尊さを思い出させてくれます。 伊藤さん、そして南さんの言葉には、 「一人で頑張らなくていい。人とつながりながら成長していけばいい」 そんな優しいメッセージが込められていました。 左から:キャリアサポートセンターの室町先生、鹿島学園OBの伊藤先輩、株式会社リジョイスカンパニーの人事の南さん ✏️参加した生徒からのアンケート 皆何回も失敗してきているし一度も失敗せずに行けたとしてもそれが正解とは限らないと学ぶことができ、今後の進学と就職をするうえでとても大切な考えだと思ったから。 将来への漠然とした不安を軽減することができました。 就職するにも大事なのは笑顔で明るく話すことが大事とわかりました。 先輩からのお話が自分自身とてもためになった 先輩の実体験が知れた 良い人間関係を作るためのコツを知れた 就職した人がどう感じたのかが聞けて良かった 就職した際の人間関係や仕事の内容などを詳しくすることができた 就職したあとのイメージを思い浮かべられた 不安しか無かったけど、今からでも間に合うことを知れた 進路について不安があったので、先輩の話を聞いて自分だけじゃないことを知り、安心できた 実際に就職するとどのような困難があるのか分かり、逆に職場の人間関係は意外とフレンドリーだと聞いて安心した まだ就職活動について不安な部分もいっぱいだったのですが、伊藤さんのお話を聞いて勇気づけられた 伊藤さんの話がとても良かった。社会経験がない状態から現在、社会人に至るまで多くの苦労と努力を積み重ねて自己成長をしたことがとても感動した。 これから先どう人と関わっていけばいいのか不安に思っていたところがあったから、今回のセミナーで先輩の話を聞いて役立てていきたいと思った ものすごく仕事について不安でしたが、失敗は当たり前である。場数を踏み慣れることが大事であり、わからないことはちゃんと聞くことが大事と気付いた ご参加いただいた皆様、たくさんの感想をありがとうございます!
2025.11.15
ふらっぽ流山が開所してから2か月。 最近は、毎回の開所日に来所してくれる生徒がいるので、とても賑やかになってきました✨ そんな生徒の中にブログを毎回楽しみにしてくれている生徒がいます🍀 「ブログ、まだ更新されてないけどいつですかぁ?👀」と聞いてくる生徒。「もう少し待ってくれると嬉しい🥺」と伝えると、「楽しみにしてるから早く読みたいなぁ✨」と言ってくれます🌱 ふらっぽ流山はフリースペースと自習室があります。みんなと話をしたい生徒、静かに何もしないで過ごしたい生徒がいるので、どちらかの部屋を選んで過ごすことが可能です‼︎ フリースペースは防音室となっていて、ピアノも自由に使用することができたり、マイクを使って歌を歌ったりすることもできますよ🎶 ★ふらっぽ流山初の季節イベント「ハロウィンパーティー」 事前準備で装飾制作に夢中に取り組む生徒達。 最初は「絵とか描けないし、折り紙も苦手」と言っていたみんなも、誰かがやり始めると一緒に折り紙でいろいろな物を作ってくれました👻🎃 そして、ハロウィンといえばお菓子🍭🍪 当日は、用意したお菓子をゲームを行いながらゲットしていく生徒たち! みんなでゲームを楽しみ、お菓子もたくさんゲットできて嬉しそうでした🍪🍩🍬 その後はお菓子を食べたり、風船で作った"風船お化け"を飾ったり🎈 風船にどれだけのヘリウムガスを入れたら浮かぶのか🤔という、実験のようなこともやりました。 見事に浮かんだ風船はその後、どれぐらいの重りを付けたら浮かなくなるのか🤔など、みんなで楽しく実験をする時間になりました🍀 装飾作りから片付けまで、生徒が主役のハロウィンイベント。最後までとても楽しく実施することができました🎃 ★AIでマイミュージックを制作♬ 装飾作りが終わった後、スタッフと一緒にAIを使用して作詞作曲をする生徒もいました🎵💻 寝る前に聞くと落ち着くリラックスソングや、アップテンポのかっこいいラップ調のものなど素敵な作品が出来上がっていました!! プロが歌っている歌のような完成度でみんなで歌を聞いて楽しみました😊 AIを使った音楽制作は今後もイベント化してやっていきたいと思いました♬ 次のイベントはクリスマス🎄クリスマスイベントもみんなが楽しめるように、生徒達とみんなで作り上げていきたいと思っています🎅