
2025.01.15
いきる力をともに育む
私たちは「学校と社会の架け橋に」をスローガンに掲げ、
1都3県(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)の高校生を中心とした若者に
向けて、社会に出る準備となる「キャリア教育」「個別就労支援」
「居場所支援」を軸に活動しています。
生徒一人ひとりが主体的に将来の進路を考え、選択していく力を高めることを
大切にし、変化の激しい社会の中で「生きる力」を育みます。
NPO法人キャリアbaseは、「共創」を1つのキーワードとし、学校の先生方・
地域の企業の皆さまにも協力を仰ぎながら、キャリア教育を始めとした、
子どもたちの社会的自立をサポートする活動を進めていきます。
子どもたちが抱えている課題は無数にあります。
私たちは、どのような背景を持っている生徒でも必ず寄り添い、ともに未来に向けて歩んでいけるよう伴走します。自己理解から職業理解まで、さまざまなプログラムでキャリア教育を提供しながら、一人ひとりに寄り添った就労支援を実践。点で終わる情報提供ではなく、中・長期的な関わりを持ちながら、学校の先生方の強力な外部パートナーとして、子どもたちの未来をともにひらくために活動していきます。
近年社会問題となっているヤングケアラーやLGBTQ、母子父子家庭・ネグレクト・虐待など、本人や本人の家庭の事情によって、進学や就職に悩みを抱える生徒は年々増加傾向にあります。そういった生徒たちを支援するため、個別で進路相談をできる場を設けています。就職(卒業)後のアフターケアも含め、学校側やリファー先と連携しながら幅広いサポートを行うためのハブとなる役割を担います。
キャリアbaseでは、リアルとバーチャル、2つの“居場所”を提供しています。千葉県柏市に開設している「地域の進路指導室」では、進学・就職に関する相談や面接対策から、自己理解・自己分析、キャリアデザインなど、幅広い相談ができます。もう一つは、顔を出さずにオンラインで繋がることのできるバーチャル居場所空間「ふらっぽ」。誰でも簡単にアクセスすることができる、横断的な“かけこみ寺”のような空間を目指しています。
高校・先生方の外部パートナーとして、キャリアbaseのオリジナル教材である「じぶんnote」を活用しながらキャリア教育を実践します。これまで延べ10,000名以上の生徒にキャリア教育を実施してきました。学校ごとの状況を丁寧にヒアリングし、各学校・クラスの特性に合わせてキャリア教育やガイダンスの企画をカスタマイズ。進学・就職問わず、コンテンツ提供が可能です。
キャリアbaseが目指すもの、それは生徒一人ひとりが自分らしく生きることを選択し、
前向きに社会へと旅立っていく、その支援をすることにあります。
学校から社会へ。子どもたちにとっては一番の環境変化がここにあります。
その変化に、強く、しなやかに対応してほしい。
私たちは「学校と社会の架け橋」となり、誰ひとり取り残されることなく、
安心して社会に旅立っていくことのできる環境をつくっていきます。
そして、いつでもひらかれた「おかえりなさい」と「いってらっしゃい」のある
港のような存在になれるよう、日々活動を続けていきます。
2025.02.13
カシマ教育グループにて今年度から実施しているオンライン職業講話『とりドリさんの場合。』は、色とりどりな働く大人たちが2人ずつ登場し、それぞれの視点から仕事のお話や、「働く」を通して気づいた大切なことなどを話していただく「働く大人図鑑」のような内容です。 2月までの全6回シリーズ、とうとう今回で最終回。 全12人の大人を知る機会を通して、なりたい大人像・自分らしいロールモデルを模索していただく時間の幕開けです。 💡一人目のとりどりさんは医療機器を取り扱うお仕事をしている佐藤佐藤さん 好きな食べ物は「ラーメンです!」と嬉しそうに話す佐藤さんは、医療機器を取り扱う会社に勤務しており、患者さんが少しでも楽になるといいなという思いで仕事に携わっています。 しかし、その中身は・・・「ひたすら謝ることが仕事」「やりたくない仕事」なのだと言います。そんな佐藤さんを励ましてほしい!とチャットを求めると、 「ホットミルク飲みましょう」 「そういう人がいてくださるから一般の人が安全に暮らせます」 など温かい言葉がたくさん集まりました。 🔍見えないものを探しに行こう 佐藤さんはやりたくない、仕事ツライと思う中でも「たまに楽しいことがある」と具体例を加えて話します。 例えばお客様へ謝りに行ったときには、訪問後に大好きなラーメンを食べてきた♪、またお客様に謝る時に、仲間の営業さんがいい雰囲気を作ってくれて話しやすくしてくれて嬉しかった、など。 いろいろな経験をするうちに、やりたい仕事、たのしい仕事、やりたくない仕事、つらい仕事、これはとなり合わせにいるんだ!自分が大変な状況の時に、何か見えてないことがあるんじゃないか?と思って、今も働いているそうです。 ☘️佐藤さんからのメッセージ 仕事がどうでもいいとは思わないですが、仕事がすべてとも思わないので、仕事とはうまく距離をとりながら働いて、楽しいことをいっぱい経験してほしいです! 🙋♀️佐藤さんへ質問・回答🙋♂️ 🌷Q:やりたくない仕事での楽しいを見つけるコツ 【回答】 自分は2つあります。1つは、やりたくないけど、これをやったら誰かのためになるかも・・・って考えることです。 自分の周りの人だったり、お客様だったり、少しだけでも役に立ってるかもと思えると、楽しいとまでは思えなくても、ちょっとだけ、頑張ろうっていう気持ちになれます。 もう1つは、これはやりたくないことだけど、これができたら自分にご褒美(=ラーメン!?)をあげよう!って思うことです(笑) 🌷Q:私は今高校一年生で初めてバイトをやってみたのですが、環境や人間関係が合わず研修期間で辞めてしまいました。家にいることが多いので他の人と比べてしまったり、早く働かなきゃと焦ったり不安で毎日憂鬱です。またバイトへ一歩踏み出せるようなことをお答えしていただきたいです。 【回答】 自分は、社会に出て初めて勤めた会社が、環境や人間関係が合わずに、結構早く辞めてしまいました。 その時は、働くのが嫌で、誰にも相談しないで辞めるのを決めちゃったんです。 で、他の人と比べて、自分はダメなんだ・・・みたいに思ってました。でも、今から思うと、誰かに相談しても良かったかなあって思えます。 自分が見えてないこともあったかも知れないし、嫌だって思ってたことのすぐそばに、ひょっとしたら楽しいこともあったかも知れないから、それを他の人が気づかせてくれたかも知れないし。 もし、学校に、キャリアサロンとかあれば、そこにいる大人の人に話を聞いてもらっても良いと思います。 🌷Q:人の目を気にしてしまう 【回答】 自分は、何か上手くいかないことがあると、周りの人の目がとっても気になります。 自分が何か間違ったことを言ってるんじゃないかって・・・。 でも、そういう時って、後で周りの人に聞いてみると、だいたい、自分が気にしているだけで、周りの人は、私のこと、あんまり気にしてないんだなあっていうことが多かったです。 💻二人目のとりどりさんは人気の高い職種「営業事務」に携わる伊藤さん みなさんの中で「事務職に就きたい」と思われている方は多いのではないでしょうか。 というところから始まった伊藤さんの講話。 伊藤さんの趣味はテニス。今は少しできていないようですが、いずれおばあちゃんになっても、のんびりテニスがしたいという夢をお持ちだそうです。 早速、伊藤さんは「事務と聞くとどんなことをすると思いますか?」と質問してみました。 すると、チャット内では「書類整理」「パソコンを使うお仕事」などと盛り上がります。伊藤さんがチャットGPTに聞いてみたらこんなイメージになったそうです! 実際の事務のお仕事は「バックオフィス」と呼ばれ、直接売上には貢献しないけれど、会社の縁の下の力持ちとして、会社全体のスムーズな運営を支える重要なポジションだということを知ることができました。 💡事務のお仕事は1種類ではない 伊藤さんは事務の中にもさまざまな事務の仕事(職種)があると言います。「職種だけでなく、仕事内容も会社によって全く違うことがありますので、自分はどんな事務をやりたいのか、会社の仕事内容を確認して決めるようにしましょう。」と事務職へのイメージを具体的に知ることができました。 👩💻品質管理のお仕事とは 伊藤さんは、前職で品質管理をしていた経験があったので、品質管理のお話にも最後に触れていただきました。 クイズを交えながら品質管理とはを説明していただき、「決めたルールを実行し、うまくいかなかったところは修正してやり直す、を繰り返す」お仕事なんです、とお話してくださいました。 何事もやってみて修正していくことが大切だということを学びました。 ☘️伊藤さんからのメッセージ 品質管理は最初はやりたくない仕事だったけれど、今はとても役に立っています。 みなさんの中にも勉強なんて嫌だと思っている人が多いと思うけれど、今、やったことは必ず将来役に立つので、今からいろいろなことを経験してほしいです! 🙋♂️伊藤さんへの質問・回答🙋♀️ 🌷Q:ITの会社に入るには、大学でどの学部をやるべきか 【回答】 入社後の希望職種で異なります。エンジニア希望であれば理系や情報系が有利ですが、その他の職種なら文系でも入れると思います。新卒入社については、会社は育てる前提で採用するので、会社に入ってから知識はつけられます。 🌷Q: 仕事を探すときに何を参考にしていいか分からない 【回答】 職種を知りたいのか、企業を知りたいのかがわからなかったので2パターン回答します。 <職種>:13歳のハローワーク(佐藤さん紹介)などの進路ガイドや、ネットで職種一覧を検索し、自分が好きなこと、少しでも興味がもてそうな職種を見つける。その職種を募集している企業のHPなどをチェックし、具体的な仕事の様子を確認して検討しましょう。 <企業>:社会人で探す場合はネットで企業の採用情報をチェックしますが、高校生の場合は学校を通じて探すのが良い気がします。 🌷Q: 自分が無い人間が社会に出てもいいのか、生きていていいのか 【回答】 社会に出てからのほうが自分は見つけられます。慌てないで大丈夫(学生時に自分をわかっている人のほうが少ないと思います)! 🌷Q:将来が不安 【回答】 ちょっとだけでも何かを行動すると、そこから環境は変わります。行動を積み重ねていけば、不安は小さくなっていくと思います。 ✨生徒からのアンケート✨ ・やりたくなくても、やらなきゃいけない時があって辛いからやらないではなく楽しいことがあるからやるって考えるようにしたいと思いました。 ・会社などにも変わらずに仲間がいるということがわかり、不安なく仕事に取り組めそうです。 ・仕事が一番では無いと言う事 ・どんな仕事も縁の下の力持ちのように支えることが大切で、そんな仕事に就くことができたらとてもやりがいを感じるだろうと感じました。 ・事務職のやりがいはチームに感謝される機会が多いということ ・今後役に立たないと感じること(たとえば勉強など)も挑戦してみることで、その経験は将来役に立つということ。 ・仕事も経験を積んでいくことで自信につながるのだなと参考になりました。 佐藤さん、伊藤さん、ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!
2025.02.12
2/6(木)に、キャリアbaseの居場所「ふらっぽ北柏」に来てくれたお2人✨12月に会ったけど、なんだか久しぶりだね〜と話しました☺️今日は何する〜⁉︎と聞いて、2人が決めたのがこのボードゲーム♟️皆さんはやったことはありますか⁉︎👀✨ 来所してくれた2人はやったことがあるそうで、分かりやすく説明してくれました🥰簡単に説明すると、ボードゲーム版鬼ごっこという感じでしょうか🤔🧥 怪盗Xを1人決めて、その他の人は警察役👮👮♀️乗り物を乗って移動するのですが、頭をすごく使います。2人がいろいろ教えてくれて、怪盗X役の子は他のパズルゲームをしながら逃げていました😆 楽しい時間はあっという間に過ぎて、気がついたら外が真っ暗に💦解答Xに逃げられてしまい、まだやり足りなそう😂次来た時も一緒にやろう‼︎リベンジしないとだね✨と言って、帰って行きました☺️
2025.02.10
NPO法人キャリアbaseでは、休眠預金等交付金を活用した『高校生世代の子育て家庭「くらしと学びの危機」緊急支援事業』(資金分配団体:キッズドア様、READYFOR様)において、通信制高校内の“校内キャリアサロン”を始動しております。 鹿島学園高等学校志木キャンパス様では、9月から月に2回ほど校内キャリアサロンを活用していただいています。 キャンパスは、東武東上線の志木駅からすぐのビルの4Fに位置しており、キャンパス内はカフェのような明るい雰囲気で学びやすい空間が作り出されていました✨ 志木キャンパスは、自習をしている生徒が基本的に多いのですが、その中でキャリアサポーターの矢野さんや先生方がそっと生徒たちに声をかけて、生徒と勉強の話をしたり雑談をしたり、ご依頼があれば、進路相談や面接対策のサポートなどをしています🌿 サポーターの矢野さんは、「お勉強以外でも少し時間があれば、気になる事など気軽に話に来て欲しいです。話し始めると何か発見や気付きが見つかってすっきりする事があると思います。」と話します。 校内キャリアサロンの取り組みは、残り1ヶ月となりますが、生徒がなにか少しでも気づきを得たり、「他の大人にも自分のことを話してもいいんだな」と思ってもらえたりするような時間を作れるよう、引き続き笑顔で生徒たちの声を引き出していきます😊