
2025.02.13
【オンライン職業講話】第6回『とりドリさんの場合。』を実施しました!
カシマ教育グループにて今年度から実施しているオンライン職業講話『とりドリさんの場合。』は、色とりどりな働く大人たちが2人ずつ登場し、それぞれの視点から仕事のお話や、「働く」を通して気づいた大切なことなどを話していただく「働く大人図鑑」のような内容です。 2月までの全6回シリーズ、とうとう今回で最終回。 全12人の大人を知る機会を通して、なりたい大人像・自分らしいロールモデルを模索していただく時間の幕開けです。 💡一人目のとりどりさんは医療機器を取り扱うお仕事をしている佐藤佐藤さん 好きな食べ物は「ラーメンです!」と嬉しそうに話す佐藤さんは、医療機器を取り扱う会社に勤務しており、患者さんが少しでも楽になるといいなという思いで仕事に携わっています。 しかし、その中身は・・・「ひたすら謝ることが仕事」「やりたくない仕事」なのだと言います。そんな佐藤さんを励ましてほしい!とチャットを求めると、 「ホットミルク飲みましょう」 「そういう人がいてくださるから一般の人が安全に暮らせます」 など温かい言葉がたくさん集まりました。 🔍見えないものを探しに行こう 佐藤さんはやりたくない、仕事ツライと思う中でも「たまに楽しいことがある」と具体例を加えて話します。 例えばお客様へ謝りに行ったときには、訪問後に大好きなラーメンを食べてきた♪、またお客様に謝る時に、仲間の営業さんがいい雰囲気を作ってくれて話しやすくしてくれて嬉しかった、など。 いろいろな経験をするうちに、やりたい仕事、たのしい仕事、やりたくない仕事、つらい仕事、これはとなり合わせにいるんだ!自分が大変な状況の時に、何か見えてないことがあるんじゃないか?と思って、今も働いているそうです。 ☘️佐藤さんからのメッセージ 仕事がどうでもいいとは思わないですが、仕事がすべてとも思わないので、仕事とはうまく距離をとりながら働いて、楽しいことをいっぱい経験してほしいです! 🙋♀️佐藤さんへ質問・回答🙋♂️ 🌷Q:やりたくない仕事での楽しいを見つけるコツ 【回答】 自分は2つあります。1つは、やりたくないけど、これをやったら誰かのためになるかも・・・って考えることです。 自分の周りの人だったり、お客様だったり、少しだけでも役に立ってるかもと思えると、楽しいとまでは思えなくても、ちょっとだけ、頑張ろうっていう気持ちになれます。 もう1つは、これはやりたくないことだけど、これができたら自分にご褒美(=ラーメン!?)をあげよう!って思うことです(笑) 🌷Q:私は今高校一年生で初めてバイトをやってみたのですが、環境や人間関係が合わず研修期間で辞めてしまいました。家にいることが多いので他の人と比べてしまったり、早く働かなきゃと焦ったり不安で毎日憂鬱です。またバイトへ一歩踏み出せるようなことをお答えしていただきたいです。 【回答】 自分は、社会に出て初めて勤めた会社が、環境や人間関係が合わずに、結構早く辞めてしまいました。 その時は、働くのが嫌で、誰にも相談しないで辞めるのを決めちゃったんです。 で、他の人と比べて、自分はダメなんだ・・・みたいに思ってました。でも、今から思うと、誰かに相談しても良かったかなあって思えます。 自分が見えてないこともあったかも知れないし、嫌だって思ってたことのすぐそばに、ひょっとしたら楽しいこともあったかも知れないから、それを他の人が気づかせてくれたかも知れないし。 もし、学校に、キャリアサロンとかあれば、そこにいる大人の人に話を聞いてもらっても良いと思います。 🌷Q:人の目を気にしてしまう 【回答】 自分は、何か上手くいかないことがあると、周りの人の目がとっても気になります。 自分が何か間違ったことを言ってるんじゃないかって・・・。 でも、そういう時って、後で周りの人に聞いてみると、だいたい、自分が気にしているだけで、周りの人は、私のこと、あんまり気にしてないんだなあっていうことが多かったです。 💻二人目のとりどりさんは人気の高い職種「営業事務」に携わる伊藤さん みなさんの中で「事務職に就きたい」と思われている方は多いのではないでしょうか。 というところから始まった伊藤さんの講話。 伊藤さんの趣味はテニス。今は少しできていないようですが、いずれおばあちゃんになっても、のんびりテニスがしたいという夢をお持ちだそうです。 早速、伊藤さんは「事務と聞くとどんなことをすると思いますか?」と質問してみました。 すると、チャット内では「書類整理」「パソコンを使うお仕事」などと盛り上がります。伊藤さんがチャットGPTに聞いてみたらこんなイメージになったそうです! 実際の事務のお仕事は「バックオフィス」と呼ばれ、直接売上には貢献しないけれど、会社の縁の下の力持ちとして、会社全体のスムーズな運営を支える重要なポジションだということを知ることができました。 💡事務のお仕事は1種類ではない 伊藤さんは事務の中にもさまざまな事務の仕事(職種)があると言います。「職種だけでなく、仕事内容も会社によって全く違うことがありますので、自分はどんな事務をやりたいのか、会社の仕事内容を確認して決めるようにしましょう。」と事務職へのイメージを具体的に知ることができました。 👩💻品質管理のお仕事とは 伊藤さんは、前職で品質管理をしていた経験があったので、品質管理のお話にも最後に触れていただきました。 クイズを交えながら品質管理とはを説明していただき、「決めたルールを実行し、うまくいかなかったところは修正してやり直す、を繰り返す」お仕事なんです、とお話してくださいました。 何事もやってみて修正していくことが大切だということを学びました。 ☘️伊藤さんからのメッセージ 品質管理は最初はやりたくない仕事だったけれど、今はとても役に立っています。 みなさんの中にも勉強なんて嫌だと思っている人が多いと思うけれど、今、やったことは必ず将来役に立つので、今からいろいろなことを経験してほしいです! 🙋♂️伊藤さんへの質問・回答🙋♀️ 🌷Q:ITの会社に入るには、大学でどの学部をやるべきか 【回答】 入社後の希望職種で異なります。エンジニア希望であれば理系や情報系が有利ですが、その他の職種なら文系でも入れると思います。新卒入社については、会社は育てる前提で採用するので、会社に入ってから知識はつけられます。 🌷Q: 仕事を探すときに何を参考にしていいか分からない 【回答】 職種を知りたいのか、企業を知りたいのかがわからなかったので2パターン回答します。 <職種>:13歳のハローワーク(佐藤さん紹介)などの進路ガイドや、ネットで職種一覧を検索し、自分が好きなこと、少しでも興味がもてそうな職種を見つける。その職種を募集している企業のHPなどをチェックし、具体的な仕事の様子を確認して検討しましょう。 <企業>:社会人で探す場合はネットで企業の採用情報をチェックしますが、高校生の場合は学校を通じて探すのが良い気がします。 🌷Q: 自分が無い人間が社会に出てもいいのか、生きていていいのか 【回答】 社会に出てからのほうが自分は見つけられます。慌てないで大丈夫(学生時に自分をわかっている人のほうが少ないと思います)! 🌷Q:将来が不安 【回答】 ちょっとだけでも何かを行動すると、そこから環境は変わります。行動を積み重ねていけば、不安は小さくなっていくと思います。 ✨生徒からのアンケート✨ ・やりたくなくても、やらなきゃいけない時があって辛いからやらないではなく楽しいことがあるからやるって考えるようにしたいと思いました。 ・会社などにも変わらずに仲間がいるということがわかり、不安なく仕事に取り組めそうです。 ・仕事が一番では無いと言う事 ・どんな仕事も縁の下の力持ちのように支えることが大切で、そんな仕事に就くことができたらとてもやりがいを感じるだろうと感じました。 ・事務職のやりがいはチームに感謝される機会が多いということ ・今後役に立たないと感じること(たとえば勉強など)も挑戦してみることで、その経験は将来役に立つということ。 ・仕事も経験を積んでいくことで自信につながるのだなと参考になりました。 佐藤さん、伊藤さん、ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!