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【令和5年度版】オンライン教職員セミナーを実施しました!(鹿島学園高等学校・鹿島朝日高等学校・鹿島山北高等学校さま)

【令和5年度版】オンライン教職員セミナーを実施しました!(鹿島学園高等学校・鹿島朝日高等学校・鹿島山北高等学校さま) | ガイダンス

本日は、代表の草場が講師として登壇し、全国の鹿島学園高等学校・鹿島朝日高等学校・鹿島山北高等学校の教職員の皆さまに向けた、オンラインセミナーを実施しました。新年度、第1回目となる教職員セミナーのテーマは、『進路選択の指導方法』です。

【本日のアジェンダ】

1.全体スケジュールと直近の高卒就職動向を見る
日々変わりゆく社会動向から、直近の高卒就職動向を見ていきます。可視化されたデータから、それぞれの視点で直近の社会状況や動きを観察していき、今年の求人増減にかかる業界傾向などを確認していきました。

2.ストレスチェック
生徒対応の前に、教職員の先生自身の精神的な健康管理も大切という観点から、他の職種の同年代と比較できる検査を、現在の自分のストレス状況を客観的に知るために実施しました。参加されていない同僚の先生方にも、ストレス管理の1つとして、定期的に実施することを推奨しています。

3.進路選択における生徒へのヒアリングポイント

  • 特徴別のキーワード(外国籍・ヤングケアラー・母子父子家庭・施設・LGBTQ)と、それぞれから起こった出口伴走者の動きについて、過去の事例を踏まえた共有を行いました。
  • 生徒との面談のポイント:物理的な側面と、対話の中での深堀のポイントをお伝えしました。

ポイント例
・相談できる関係性を構築するために、安心して話せる場を設ける
・答えは“自分の中にある”を意識し、まだ定まっていない頭の中を、一緒に整理するような視点で質問する

対話の中で抑えておきたい点
①非言語コミュニケーション(話を聴きやすい部屋で聴く、目を合わせて話を聴く、正面を避けて聴ける位置で聴く、あいづちをするなど)
②話の途中に割り込まない
③判断せずに話を聞き、頭に浮かんだ考えを一旦置いて聴く
④相手の話が終わったら、聞いたことを自分の言葉で言い換え、解釈が合っているか簡単に確認する
⑤生徒も回答しやすいクローズドクエスチョンから質問を始める
 ※例:自宅から通勤したい or 一人暮らししたい
⑥具体的なオープンクエスチョンをする
「どうしてそんな風に考えるのか、もう少し詳しく教えて」
「そんなことがあったんだね、そのときどんな風に感じた?」
「なぜ、そのような選択をしたんだろう?」
「何か、手伝えることとか一緒に考えて欲しいことはある?」
「今一番、不安に思っているものは何だろう?」
面談終了後の動きが大事!!!

円滑な進路サポートに繋げるカギとして、引き出せた情報を生徒カルテ等に書き出して教職員間で共有し、一人の生徒にチームで進路指導をできる体制を作る大切さを伝えました。

つい後回しになってしまう部分ですが、主担当の教職員が一人で抱え込まないような仕組みづくりも急務だと考えています。情報管理ができているキャンパスは学校内外で連携しやすく、生徒たちが卒業までに次の所属先を決めて、社会的孤立を回避できる可能性も高まります。

新学期が始まりご多忙な中で、ご参加いただいた全国の通信制キャンパスの教職員の皆さま、貴重な機会を与えていただき有難うございました!!

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