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個別就労支援|集団討論(グループディスカッション)が選考にある生徒のケース | 個別就労支援

個別就労支援|集団討論(グループディスカッション)が選考にある生徒のケース

2024年度卒業の高校生の就職活動は、9月16日から選考(面接)が始まりました。 キャリアbaseでは連日、面接対策を実施しています。企業によって筆記試験や適性検査もあるため、個別に応じたサポートを行っています。生徒一人に対して、採用面接官が1~3人という個別面接のケースはこれまで何度も行ってきました。 今回は、高校生の就職活動では珍しい集団討論の面接対策を行った生徒のケースをご紹介します。 高校生の就職活動では珍しい、集団討論とは? 集団討論とは、大学生の就職活動では見慣れたグループディスカッションのことです。 集団討論は、これまでの高卒新卒の就職試験ではあまり見かけませんでした。大手企業は、大卒採用で行うグループディスカッションを、高卒採用にも取り入れて実施しているところがあります。また、面接よりも人物像が理解しやすいので、今後も集団討論は増えていきそうです。 今回の生徒が受ける企業の場合、集団討論実施当日にテーマが発表され、20分で議論と発表を行う内容になっています。 練習では、当日テーマが発表されることを想定して対策を行いました。 【集団討論のテーマ例】 『成長するのに必要なのは成功か、失敗か』 『文化祭と体育祭、ひとつしかできなかったらどちらをやりたい?』 『どのような環境であれば高卒新入社員は成長できるか』 今回の応募企業の集団討論は、『チームで議論した発表内容に対して、質疑応答を高校生同士で行う』までが試験内容です。 1チーム3~4人に分かれて数チームで議論をし、まとめた内容を隣同士のチームで発表し合います。隣チームからの質疑応答に答えるためにも、チームで考えた内容を相手に伝える対話力も必要です。 ◆集団討論が行われる理由 元気な挨拶ができること・敬語が使えることは当然求められますが、今回生徒が応募した企業は、求める人物像に「コミュニケーション力がありチームワーク力を発揮できる方」とあります。 チームワーク力は、個別面接では見えません。 集団討論を通じて、チームとして他者とどのような関わり方をするのか、チームワーク力やコミュニケーション力を確認されます。相手の意見の聞き方や受け取り方、討論への参加意欲なども見られます。チームワーク力を求める企業であるため、求める人物像に合致するかを選考内で確認するために集団討論を行っているようです。 ◆集団討論で見られる選考ポイント 集団討論では、テーマに沿って意見を出しながらチームとしてまとめなければいけません。テーマから議論がずれないということはもちろんですが、時間内に複数人の意見をチームとしてまとめる団結力も必要になってきます。 特に、集団討論ではポジショニングが大切です。討論では、人の話を聞くことはもちろんですが、自分の意見を押し付けることはマイナスポイントになります。ポジショニングのコツとして、“相手を否定せず、自分の考えを伝える”を大切にするよう伝えました。 集団討論の事前対策 集団討論の事前対策では、生徒が応募した企業に合わせて、時間は20分。討論テーマは、その場で発表するスタイルで行いました。3人1組になり、試験官役からその場でテーマを発表されて議論を進めます。 20分の持ち時間をどのように使うのか、体感してみたことでいくつか改善点が出てきました。 ◆集団討論 事前対策での改善点 役割決めが大切 初めて顔を合わせる高校生が多い中、20分と時間が限られているため、話を進める順番や役割を決めよう。タイムキーパーは特に重要。 メモができるかは企業次第 メモはできないものとして相手の話を聞き、進めていくこと。メモに集中することなく、相手の話を聞くことに集中する練習を行いました。 意見交換をしたら、オウム返しで伝える 相手の話をオウム返しで伝えることで、自分にも話を落とし込める。また、テーマから話がずれてきていないかを確認できる。 相手の意見を尊重しながら自分の意見を伝える いろいろな意見を尊重しながら、みんなはどう思うか確認しつつ、まとめていく。 ◆集団討論 事前対策での生徒の様子 優しい性格の持ち主である生徒は、相手の意見を尊重する傾向が強く、自分の意見が消えがちでした。発表する際は、相手の意見を受け止めつつ、自分の意見も盛り込んでいけるようにすることを伝えています。意見をまとめる力を発揮するためには、練習を重ねることが大切です。 また、何度か個別面接の対策はしているため、受け答えはとてもハキハキとしていて元気さが伝わる好印象でした。発表の時だけでなく、集団で討論している場面でも、相手に聞こえるように配慮した声量で伝えられる練習もしておくと、試験官も聞き取りやすいことを伝えています。 集団討論の面接試験当日に向けて 集団討論の対策は、試験当日に向けて3回行いました。 2回目の練習の時には、「人の意見をまとめることが苦手」だと言っていました。しかしながら、複数回の練習を重ねたことで、生徒の持ち味が出てきたようです。最後にチームとしての意見を発表する点が、一番ストロングポイントを活かせる生徒なので、 最後の取りまとめと発表を「自分がやりたい」と手を挙げることにチャレンジするように伝えています。 チームとして発表するには、「自分の意見も大事にしながらメンバーの意見もまとめていくために、 話した人の話をもう一度、要点をまとめて繰り返して確認することをやってよう」と伝えて送り出しました。 さいごに、就職希望の高校生のみなさんへ キャリアbaseはこれまで、さまざまな事情を抱えて不安や悩みを抱えた高校生に寄り添ってきました。高校2年生までは進学を希望していたけれど、3年生になってから就職へ進路変更した人もいます。今回紹介した生徒も、進学を希望していましたが、夏になって就職へ進路変更した経緯があります。 進路変更は、それまで思い描いていた状況から大きな変化があるため、「どうしたらいいのかわからない」と何から行動したらいいのか戸惑うことばかりかと思います。また、高校生の就職活動は、学校から企業へ応募したり応募書類に調査書が必要だったりと、一人で活動を進めていくことが難しい側面もあります。 キャリアbaseから学校へ連携を取ってサポートすることもできます。相談できる人がいないという場合は、無料で利用ができますので、ぜひキャリアbaseを頼ってください。 キャリアbaseへの連絡は、メールやInstagramをご活用ください。 メール:https://career-base.jp/contact/ Instagram:https://www.instagram.com/career_base/

就職面接対策|思いこみから自分を縛り上げがちな生徒のケース | 個別就労支援

就職面接対策|思いこみから自分を縛り上げがちな生徒のケース

9月に入りました。高校生の就職活動は、9月16日から面接が解禁されます。履歴書・調査書を応募する企業へ提出を終えた生徒は、面接対策を進めています! 高校生の就職活動はとてもタイトなスケジュールで、9月5日から応募書類の受付が始まると、9月の3週目には企業で面接が行われる時期になります。 高校生は、応募企業の面接対策や筆記対策など、連日、面接に向けて準備を進めています。そこで今回のブログでは、個別就労支援の面接対策の現場について一部を紹介していきます。 キャリアbaseで行っている面接対策 キャリアbaseの面接対策では、応募企業の人事担当者として生徒と面接練習を重ねていきます。1回目は、これまで学校で練習してきたことや自主練習で対策を練ってきた面接内容を確認します。 学校の担任の先生など、普段から接している大人との練習をしてきた生徒は、第三者と面接練習をすることは初めてでとても緊張している様子がほとんどです。応募企業の人事担当者や教育担当者役として高校生の様子を見ながら、志望動機や自己PR、長所・短所など、本番を想定した内容で一通り練習を行います。 髪の毛や敬語を含めた話し方といったアドバイスはもちろんのこと、その生徒の持ち味や良さを引き出しながら、面接官に伝えたい内容を一緒に考えながらまとめいくことを、面接本番までに複数回実施しています。 自分の思いこみから、自己肯定感が低下してしまう 今回紹介する生徒は、全日制高校から通信制高校へ編入した経験のある生徒です。「人見知り」の自覚があるためか、声が小さく、話していても語尾が小さくなっていく癖があります。話が終わったのか、それとも続くのか、面接官側としては判断しづらい場面がありました。緊張もしているため、自信のなさや覇気がない様子もうかがえます。 「人見知りである」という自覚から、思い込みが強く出ている部分も感じられました。しかし、18歳という年齢から考えると、自分の考えをしっかりとまとめながら落ち着いて話す様子も見受けられました。 「人見知り」という自覚は、ときに思い込みから自己肯定感を低下させます。面接練習では、本番を想定しているため緊張もあると思いますが、生徒自身の「自分は人見知りだから」という意識が強く出てしまっていました。質問に対する回答も「人見知り」という言葉が何回も出て、面接時間全体を通じて「人見知り」が前面に出てしまう様子を感じました。 ◆面接対策で得た気づきを次に活かす 1回目の練習の時は全日制から通信制へ編入した過去の理由が言えないまま終わりましたが、翌日2回目の練習の時はしっかりと前向きな言葉を使いながら、自分の考えを話せるようになっていました。すぐに復習して改善する様子から、行動力を感じられます。質問に対する答えをまとめた紙を見ながら話す場面はありますが、1回目の面接練習からしっかりと復習をしてきた様子がうかがえました。 答えを用意していない質問に対しても、自分の経験を振り返りながらその時に感じたことや学んだことも話せています。一通り終えた後の本人の反応は「ダメでした」と反省していますが、出来たこととできなかったことを振り返りました。また次の練習の時に、振り返った内容を活かしてもらえたらと思います。 生徒を勇気づけながら、個別で面接対策を実施 今回の生徒は、担任の先生とのコミュニケーションが進められず、キャリアbaseに就職活動の面接対策をお願いしたいと自ら複数回の予約をしました。生徒自身が次に何をしたら良いのか考えて、すぐに動いて実践する行動力もある生徒です。 「人見知り」という意識自体をすぐに変えることは難しいですが、多面的に第三者の立場だからこそ気づける生徒の良さや改善点を伝え、勇気づけながらも面接対策を行っていけたらと考えています。 希望する企業の採用選考面接の本番は、9月3週目です。残り時間が限られてきていますが、あと複数回面接対策の予約があります。生徒自身が振り返りながら改善して、本番の面接で自身の思いをしっかりと伝えられる面接になるよう、サポートしていきます。 さいごに高校生のみなさんへ キャリアbaseでは、専門のカウンセラーが高校生一人ひとりに寄り添って個別就労支援を行っています。進学から就職に変わった、周りに就職活動について相談する場所がないなど、困っている高校生に向けて、個別にサポートしています。 相談するか迷っていると、卒業までの時間が短く、就職活動が難しくなったケースも過去にありました。一人で問題を解決することが難しいと感じている場合は、相談を聞くだけでもできます。状況を聞いて、高校の先生と連携することも可能です。無料で利用ができますので、困っていることがある場合は、ぜひキャリアbaseに相談してください。 キャリアbaseへの連絡は、メールやInstagramをご活用ください。 ・メール:https://career-base.jp/contact/ ・Instagram:https://www.instagram.com/career_base/

【通信制高校の就職活動】面接当日の対策(服装編) | 個別就労支援

【通信制高校の就職活動】面接当日の対策(服装編)

こんにちは! 8月も終わりに近づき、通信制高校の就職活動も活発化してきました。いよいよ9月5日から、一次応募が始まります。 沖縄県は8月30日より開始 高校生の就職活動には、独自のスケジュールや“一人一社制”と呼ばれる慣習があります。 【高校生の就職活動 全体スケジュール】 7月1日:求人票解禁 7月~8月:職場見学 9月4日まで:応募書類作成(履歴書・調査書) 9月5日:一次応募書類提出開始 9月16日:一次選考開始及び採用内定通知 10月1日:二次応募開始 キャリアbaseが拠点を置く千葉県のスケジュール。地域によって若干の日程や応募可能社数に違いがあります。 7月と8月の夏休みを使って職場見学をした生徒は、9月5日より始まる一次応募に向けて履歴書の作成をしている生徒もいます。通信制高校に限ったことではありませんが、高校生の就職活動の採用試験で無事に内定をもらうために、面接対策や筆記試験がある場合は筆記試験対策を面接日までにしておきましょう! 今回は、志望会社の面接に行くときの服装についてお伝えします。 就職活動 面接時の服装 通信制高校は私服の生徒が多く、学校指定の制服を持っていない場合もあります。学校指定の制服がある場合は、制服を着用して面接へ行きましょう。制服がない場合は、スーツやビジネスシューズ、ビジネスバックを準備する必要があります。 制服もスーツもいずれの場合であっても、身だしなみを整えることは必須です。日頃の着こなしが良いという場合も、会社の採用担当者から見た「就職活動の面接」という場では、身だしなみがふさわしくないことがあります。 着慣れていないスーツは特に、下記チェック項目に気をつけて面接へ行きましょう。 ➀スーツ・制服 (男女)共通チェック項目 カバン A4サイズの書類が入る大きさ 色は黒(プラスチック製・リュックタイプはNG) ブランドがはっきりわかるものもNG 床に置くことが多いので、置いたときに立つものが良い ※携帯電話は電源を切るかマナーモードにしておく 時計・メガネ 時計はシンプルなもの(カジュアルデザインのものやキャラクター系、赤、黄色などの原色系はNG) メガネはフレームの形や色が派手でないもの カラーコンタクトは使用しない ヘアスタイル 黒(染めたり脱色したりしていない) 男子の場合:長髪でない(耳が隠れていない、襟足が長くない) 寝ぐせはNG 整髪料で立てたりしない 女子の場合:長い髪は後ろで束ねる(おくれ毛もキッチリまとめる・だんごヘアはNG) あまり派手なゴム・ヘアピンは使わない 前髪が目にかからないようにする つめ 短く切りそろえて、清潔にしておく ネイルは透明なものでもNG 化粧 メイクはしない(色つきリップもNG) アクセサリー 身につけない ◆スーツ(男子)チェック項目 スーツ 無地の黒、濃紺、ダークグレーのリクルートスーツ(ボタンの数は2つ) ダブルやストライプの目立つタイプのものはNG ズボンはきちんとプレスする ベルトも黒 スーツの下のボタンは外しておくのが基本 ワイシャツ 白のレギュラーカラー(えりや袖の汚れに注意) 靴 紺黒の革靴 しっかり磨いておく 靴のタイプはプレーントウ(つま先に飾りがなく、あまり尖っていないもの) 靴下 紺か黒のベーシックタイプのもの(スーツに合うもので白はNG) 「くるぶしソックス」は不可 ネクタイ 派手でないもの スーツの色と同系色のもの ◆スーツ(女子)チェック項目 スーツ 無地の黒、濃紺、ダークグレーのリクルートスーツ(ボタンの数は2つ) スカートの丈は立ったときに膝が隠れる程度(パンツスーツでもOK) スーツのボタンはすべて留める ブラウス 白 華美なフリルなどのないシンプルなデザインのもの 開襟は不可 ストッキング ビジネスの場では素足はNG 自分の肌の色に近いナチュラルカラーのもの 靴 黒の革靴 しっかり磨いておく ヒールは細すぎない 高さは5cm程度まで 飾りのないパンプス ◆制服(男子)チェック項目 制服 アイロンがけを忘れない 手を加えている場合は標準に戻す 靴 紺黒の革靴 しっかり磨いておく 靴のタイプはプレーントウ(つま先に飾りがなく、あまり尖っていないもの) 靴下 紺か黒のベーシックタイプのもの(白はNG) 「くるぶしソックス」は不可 ◆制服(女子)チェック 制服 アイロンがけを忘れない 手を加えている場合は標準に戻す リボンは曲がらないようにする スカート丈は短過ぎず、長過ぎない 靴 紺黒の革靴 しっかり磨いておく 靴のタイプはプレーントウ(つま先に飾りがなく、あまり尖っていないもの) 就職活動の服装に迷ったとき 高校生のみなさんは、初めて就職活動をする人ばかりです。アルバイトの面接と違って、社会人になるための就職活動ではスケジュールやルールがあって分からないと感じる高校生もいるのではないでしょうか。 迷ったときやわからないときは、身近な担任の先生や保護者の方に聞いてみましょう。高校生の就職活動は独自のルールもあって、相談できる大人が身近にいないという場合は、遠慮なくキャリアbaseへ相談してください。 メールやInstagramのDMでも大丈夫です。ふらっぽ北柏で直接相談を聞くこともできます! 📌キャリアbaseのメールはコチラ 📌キャリアbase Instagramはコチラ

高校生の就職活動に必要な、応募書類を準備しよう! | 個別就労支援

高校生の就職活動に必要な、応募書類を準備しよう!

みなさま、こんにちは。蒸し暑い日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか? 就職活動中の高校生は、夏休み終了までに職場見学へ2~3社行ってから、9月に応募する企業を決めていきたいところです。そこで今回は、就職活動をする高校生向けに「就職活動で企業に応募するときに必要な書類」について、お伝えしていきます! 高校生が就職活動で必要な応募書類 高校生の就職活動は、「一人一社制」「複数応募不可(一定の時期以降は2社応募可)」といったルールがあります。9月5日以降になると、企業へ就職試験の応募が可能になります。応募のときには、2つの書類が必要です。 高校生が就職試験を受ける際は、「履歴書」と「調査書」を揃えて、学校の先生を通じて応募先企業へ提出します。 ◆応募書類その1「履歴書」 高校生が就職活動で使う履歴書は、「全国高等学校統一応募書類」です。コンビニなどで売られている履歴書では応募できませんので、学校の先生へ確認しましょう。 履歴書は自分で手書きもしくはパソコンで作成します。キャリアbaseの拠点がある千葉県では、令和6年度(令和7年3月卒業)から全国高等学区統一用紙の応募書類その1(履歴書)をパソコンでも作成可能になりました。パソコンで作成するときは、Excelを使用して作成します。 ≪参考≫ ●千葉県労働局 全国高等学校統一用紙 応募書類その1(履歴書)の作成におけるパソコン等の使用について ●文部科学省 新規高等学校卒業者及び新規中学校卒業者の採用選考に係る応募書類の様式の一部改定について  ●別紙1 全国高等学校統一応募書類 また、履歴書には証明写真を貼ります。面接する前に、会社がみなさんの応募意欲や表情などを確認できるのが、履歴書と証明写真です。下記履歴書の証明写真撮影ポイントを意識して、撮影してください。 【証明写真撮影ポイント】 1.髪のハネや寝癖など整えておく 2.椅子に座る際は奥までしっかり座り、背筋を伸ばす 3.お腹から胸を引き上げるイメージで肩をぐっと開く 4.最後に肩の力を抜いて正しい姿勢で写る 5.⻑い髪であればまとめるか軽く後ろに流す形で撮影する 6.カメラに対してしっかり正面を向いて撮影する 7.撮影時に膝の上に白いハンカチを置くとレフ版効果になり肌が明るく映る 8.顎を引き、⻭を見せず、口角を若干上げるように意識する 9.接客業などを希望する場合、ナチュラルメイクをしたうえで撮影すると華がでる ◆応募書類その2「調査書」 調査書は学校の先生に作ってもらう必要があるため、余裕を持って先生に伝えましょう。先生には、応募したい会社を報告して調査書を作成してもらいます。調査書には、高校1年生からの評定や修得単位数、出席状況、本人の長所、学校の証明を書いてもらいましょう。校長先生の印が必要になるため、すぐに準備することが難しいこともあります。 応募したい会社が決まったら、早めに担任の先生や進路指導の先生へ伝えます。履歴書だけで会社へ応募することはできないので、学校の先生としっかりとコミュニケーションを取って就職活動を進めることが大切です。 就職活動で困っていることがあったらキャリアbaseへ キャリアbaseでは、専門のカウンセラーが高校生一人ひとりに合ったアドバイスを提供し、履歴書の書き方や面接の対策など、さまざまなサポートを行っています。 就職活動を進める中で、不安や困難に直面することもあるかもしれません。 「高校卒業後の進路を進学から就職に変更した」 「就職活動をしたいがどのように進めたらわからない」 など、卒業後の進路について困っていて一人で解決が難しい場合、お話を聞いて、キャリアbaseから学校の先生と連携して就職活動を進めることもできます。 無料で利用ができますので、ぜひお気軽に相談してください。 キャリアbaseへの連絡は、メールやInstagramをご活用ください。 メール:https://career-base.jp/contact/ Instagram:https://www.instagram.com/career_base/

【高校生就職活動】夏休みに職場見学をして、後悔しない企業選択に役立てよう! | 個別就労支援

【高校生就職活動】夏休みに職場見学をして、後悔しない企業選択に役立てよう!

みなさん、こんにちは! 毎日蒸し暑く、「酷暑」と言われる今年の夏。高校生が就職活動をする上で大切な夏休み、いかがお過ごしでしょうか?熱中症にならないよう、体調にお気をつけてお過ごしください。 さて、今回のブログでは7月の個別就労支援についてご報告いたします。 伴走中の個別就労支援人数 7月末時点で、2024年度卒業生は既に34名の個別伴走支援の依頼が入っており、就職希望の生徒は22名です。夏休み前に三者面談が終わり、進路が決まっている生徒もいますが、進学か就職か迷っている生徒もいます。 キャリアbaseで年間を通じて行っている就職セミナーに参加した生徒は、就職活動の進捗が早い傾向にあり、就職を選択している生徒の中には、既に2社の職場見学に行った生徒がいます。高校生の就職活動において独自のルールやスケジュールを理解した上で7月を迎えるため、求人票の選定も比較的スムーズです。 一方で、求人票の選定の仕方が分からない生徒と一緒に求人票を確認することも行っています。夏休み中に比較検討ができるよう職場見学を終えて、9月を迎えられるよう伴走してまいります。 希望進路を「就職」に決めた高校生の夏休み 7月1日に高卒新卒の求人票が解禁され、まもなく1ヶ月を迎えようとしています。夏休みに入ってからは、1週間以上が経過しました。就職を希望する高校生の夏休みは、大変忙しい毎日になっています。 キャリアbaseでは、夏休み中に職場見学を3社行くことをオススメしています。理由は、高校生の就職活動は「一人一社制」というルールがあり、はじめに就職試験を受ける1社を比較検討して決めるためです。応募後は原則辞退が難しくもなります。 また、複数社見ている生徒の方が理想と現実のギャップが少なく、企業をいくつか見て比較検討し、自分で判断していくことで就職後のミスマッチを軽減できます。 大量の求人票から短期間で志望する会社をいくつか選定し、夏休み中に職場見学へ行って、夏休みが終わるまでに9月に応募する企業を決めておけるように、生徒や学校の先生とコミュニケーションを取りながら伴走を進めています。 職場見学は、会社の雰囲気や場所、仕事内容、働く人たちを実際に自分の目で見ることで、求人票やHPだけではわからなかった特徴や魅力、自分の判断材料になる情報がたくさんにある貴重なチャンスです。 企業にとっても、あなたが会社に興味を持ってくれていると知る最初の機会でもあります。 ■職場見学の流れ 「職場見学に行きたい」と思ったらすぐに行けるのではなく、希望の企業との日程調整が必要です。日程調整をするには、学校の先生を通じて行います。夏休み中の8月は企業のお盆休み・夏期休業がありますので、余裕を持って先生とコミュニケーションを取る必要があります。 主な流れは以下の通りです。 1.学校ID・PWを使って高卒採用求人を検索する(Handyや他のサイトから探す) 2.職場見学に行ってみたい企業の求人票を先生に3社渡す 3.先生から企業へ職場見学の日程調整の電話をしてもらい、見学日時を決める 4.先生が職場見学依頼書の作成をし、企業に送付する 5.職場見学当日 6.先生に企業から、無事に職場見学確認が終わった旨の連絡書類がくる 就職活動の進め方が分からない、誰にも相談できないと一人で抱えている方がいらっしゃいましたら、キャリアbaseへお声がけいただけると幸いです。 キャリアbaseお問合せ先 https://career-base.jp/contact/  

【厚生労働省発表】ハローワーク求人に係る令和6年3月卒業の高校生就職内定率は 99.2% | 個別就労支援

【厚生労働省発表】ハローワーク求人に係る令和6年3月卒業の高校生就職内定率は 99.2%

厚生労働省が2024年5月31日に発表した、令和5年度「高校・中学新卒者のハローワーク求人に係る求人・求職・就職内定状況」取りまとめ(令和6年3月末現在)によりますと、高校新卒者の就職内定率は99.2%となりました。 (厚生労働省https://www.mhlw.go.jp/content/11800000/001222119.pdfより引用) 令和6年3月末時点 高校新卒者の状況 令和6年3月末時点のハローワーク求人における求人・求職・就職内定状況のポイントは、以下の通りです。 【全国計】 ○ 就職内定率  99.2%で、前年同期比0.1ポイントの減 ○ 就職内定者数 120,203人で、同4.8%の減 ○ 求人数    482,270人で、同8.7%の増 ○ 求職者数   121,123人で、同4.7%の減 ○ 求人倍率   3.98倍で、同0.49ポイントの上昇 就職内定率はここ数年横ばいとなっておりますが、求人倍率は過去最高となっており、高水準です。また、求人数につきましても482,270人と過去最高となっています。 【千葉県内】 キャリアbaseが拠点する千葉エリアに注目しますと、以下の通りです。 ○ 就職内定率  96.8%で、前年同期比1.1ポイントの減 ○ 就職内定者数 3,678人で、同8.7%の減 ○ 求人数    14,042人で、同5.9%の増 ○ 求職者数   3,800人で、同7.7%の減 ○ 求人倍率   3.70倍で、同0.48ポイントの上昇 求職者数が減る一方で、求人数は増えています。いずれの業界においても人手不足は深刻化しており、高校生など若手人材を求めている企業が増えていると言えるでしょう。 令和7年3月卒業の就職活動スケジュール(千葉県) 都道府県によって1次応募から複数応募が可能になる県や、1人2社の複数応募が可能になる時期は異なりますが、おおむね選考開始・採用内定開始は令和6年9月16日以降となっています。 千葉県では、令和7年3月卒業高校新卒者に係るハローワークによる求人申込みの受付及び選考・内定開始期日は、以下の通りです。 引用元:千葉県労働局 ・ハローワークによる求人申込みの受付開始期日:令和6年6月1日以降 ・求人票解禁日:令和6年7月1日以降 ・推薦開始:令和6年9月5日以降 ・選考・採用内定開始日:令和6年9月16日以降 ・1人2社まで複数応募可:令和6年10月1日以降 参考 千葉県労働局|【事業主向け】令和6(2024)年度 学卒求人申込説明会のご案内(千葉県内ハローワーク)新規高等学校卒業者の採用選考開始期日等より   キャリアbaseでは令和6年度の個別就労支援も7月から本格化 キャリアbaseでは4月以降、キャリア教育や通信制高校に向けた就活セミナーを実施しております。実施した就活セミナーは、以下の通りです。就活セミナーを通じて、生徒も徐々に就職活動へ意識が高まってきています。 夏休みに入るまでにも、通信制高校向けに「求人票の見方」の就活セミナーを実施予定です。 【令和6年度版】第1回オンライン就活セミナーを実施しました! 【令和6年度版】第2回オンライン就活セミナーを実施しました! 【令和6年度版】第3回オンライン就活セミナーを実施しました! 【令和6年度版】第4回オンライン就活セミナーを実施しました! キャリアbaseの主要な活動である個別就労支援が本格化するのは、求人票が解禁となる7月以降です。生徒は不安と期待が入り混じる時期になりますが、いよいよ来月7月から、求人票から生徒が希望する職種・会社を選定していきます。 本年度も生徒の適性や希望に合わせながら、一人ひとり、1回1回の面談を丁寧に行ってまいります。   \ご寄付・ボランティア募集中です!/ 今後も安定した支援体制を継続していくためには、団体の財政基盤と人員体制の強化が必要です。さまざまな背景を抱える子どもたちに寄り添い、伴走していく活動を継続していくためにも、月額寄付サポーターやボランティアの募集を強化しています。 ご寄付・ボランティアについては、コチラをご覧ください。

RIASECとエゴグラムを用いた就活セミナーを開催しました! | 個別就労支援

RIASECとエゴグラムを用いた就活セミナーを開催しました!

キャリアbaseでは、就職活動に向けて自己理解を進めるためにRIASECとエゴグラムを活用し、自己理解を深めるセミナーをZoomにて開催いたしました! 7月から高卒向けの求人票が解禁になり、就職活動が本格化します。就職活動を進めていくにあたり、自己理解はとても大切です。自己理解を進めた上で希望する職種を選び、就職活動を行えるよう、RIASECとエゴグラムを活用いたしました。 今後の進路を考える上で、避けて通れない自分の興味や関心について、自己理解を深めるワークを取り入れています。 RIASECから読み取る職業理解と自己理解 RIASECは、心理学者であるジョン・L・ホランドが提唱した、性格と職業の特徴を6つに分類した理論です。キャリアbaseでは、高校生にRIASECを用いて自己理解がしやすくなるよう、図を取り入れた資料を投影しながら仕事に関係する視点で考えられるよう伝えています。 生徒に自分自身がRIASECどのタイプに当てはまり、どのような職業に向いている可能性があるのか職業の例を示しながら、考えてもらいました。 R型(現実的タイプ)機械操作・モノづくり系 動植物管理 工学関係 熟練技能、機械管理 機械、装置運転 生産技術関係 I型(研究的タイプ)専門家/没頭型系 動物、植物生理学 物理科学 生産工学 数理、統計学 医療医学 情報処理 A型(芸術的タイプ)感性/型にはまらない系 美術・工芸 芸能、音楽 演劇、演出関係 デザイン、イラスト関係 S型(社会的タイプ)教える/支える系 社会奉仕 医療保健関係 販売関係 個人サービスの職業 教育関係 E型(企業的タイプ)社長/リーダー系 経営管理関係 広報、宣伝関係 営業 管理的事務 財務 報道関係 C型(慣習的タイプ)自制心/平和主義系 経理事務 警備、巡視 一般事務 文書整理、保管 法務関係 編集、校正関係 エゴグラムの結果から観察した自己理解 エゴグラムは、質問に答えた結果から分かる心理分析の1つです。心理分析ではありますが、仕事に関係する視点で自己理解を深める際にエゴグラムを活用しています。 CP優位タイプ マネージャーや監督者:チームや部下を厳格に管理し、業務の効率を高めることができる 教師や教育者:生徒に対して厳しく、ルールを守らせる能力がある 法務関係者(弁護士、裁判官など):法律や規則に基づいた厳びしい判断と評価が求められる 品質管理担当:製品やサービスの品質を厳格にチェックし、基準を守ることができる プロジェクトマネージャー:プロジェクトの進行を厳格に管理し、スケジュールや予算を守ることができる NP優位タイプ 看護師や介護士:患者や利用者のニーズに応じたケアを提供し、健康と幸福をサポートする 教師や教育者:生徒の成長と発達をサポートし、優しく教育的な指導を行う カウンセラーやセラピスト:人の感情や問題に対して共感し、適切なサポートをする 人事担当者:社員の福利や職場環境を改善し、サポートできる 社会福祉士:社会的に困難な状況にある人々を支援し、生活の質を向上させる A優位タイプ 研究者や科学者:データや事実に基づいて研究を行い、論理的な結論を導くことが求められる エンジニアや技術者:論理的思考と問題解決能力が必要とされる 会計士や財務系:データに基づいて財務状況を分析し、客観的な判断を行うことが求められる プランナーやコンサルタント:客観的な視点で現状を分析し、適切な戦略や計画を立案できる プロジェクトマネージャー:プロジェクトの進行を合理的かつ効率的に管理し、目標達成に向けてチームを導く FC優位タイプ 画家/作家/ミュージシャンなど:自由な発想と創造力が求められるアーテイスト職 グラフィック、ファッション:創造的なアイデアを形にするデザイナー職 マーケティングや広告系:新しいキャンペーンやコンセプトを考え出す創造力が求められる仕事 俳優/コメディアン/パフォーマーなど:自由な表現力と遊び心が重要なエンターテイナー職 起業家:新しいビジネスアイデアを創造し、実現するための自由な発想力が求められる仕事 AC優位タイプ 一般事務:ルールや指示に従い、正確に業務を遂行することが求められる仕事 アシスタントや秘書:上司や同僚のサポートを行い、指示に従って業務を遂行する仕事 カスタマーサービス:顧客のニーズに応え、丁寧な対応を行うことが求められる仕事 販売員:店舗のルールに従い、顧客対応を行うことが求められる仕事 公務員:公共のルールや規範に従って業務を遂行し、住民のニーズに応える仕事 RC優位タイプ 起業・創業者や従業員:変化の激しい環境に適応し、新しい挑戦に柔軟に対応できる プロジェクトマネージャー:チームのモチベーションを高め、問題解決能力を発揮しながらプロジェクトを進行できる クリエイティブディレクター:困難な状況でもポジティブに解決策を見つけ出せる 営業職:対人スキルが高く、顧客のニーズに柔軟に対応できる カウンセラー:クライアントの困難な状況に共感し、ポジティブな解決策を見つける能力がある RIASECとエゴグラムからの共通点探し 生徒には「じぶんがどんな仕事に向いているのか理解する」をテーマに、RIASECとエゴグラムの結果から似たようなキーワードや、共通点、職種があれば、チェックして書き出していきました。 最終的な職業選択には、自己の興味や価値観、ライフスタイルも考慮することが重要なので、1つの自己理解として捉えようと生徒に伝えました。 キャリアbaseでは引き続き、通信制高校に通う高校生に向けて、就労支援の状況に合わせて就活セミナーや個別就労支援を行ってまいります。

【令和5年発表】高卒3年以内の離職率37.0%!キャリアbaseが離職防止のためにできること | 個別就労支援

【令和5年発表】高卒3年以内の離職率37.0%!キャリアbaseが離職防止のためにできること

4月新年度を迎え、1ヶ月が経過しました。ゴールデンウイークが明けて通常通りの日常を過ごされている方が多い中、ニュースでは新社会人の離職が話題にあがっています。キャリアbaseから送り出した新社会人の中からも数名、離職につながったケースがありました。 今回は、高卒の離職と離職が起きる原因、キャリアbaseでできることについてお伝えいたします。 厚生労働省調査|令和5年の高卒3年以内離職率は37.0%/前年比1.1ポイント上昇 まずは、厚生労働省が出している離職率の数値についてお伝えします。厚生労働省が令和5年に発表した、令和2年3月の高卒生の3年以内離職率は、37.0%でした。離職率の年次別の内訳は、1年目で15.1%・2年目で11.7%・3年目で10.2%。過去10年を振り返ると、入社3年以内離職率は40%前後となっております。 高校卒業後直近の入社1年以内離職率は、令和4年3月の高卒生の離職率で見ると、17.8%。直近7年間で1番高い離職率となりました。しかしながら、年々増えている数値ではなく、毎年同じような離職率となっています。 参照:厚生労働省|別紙1 新規学卒就職者の学歴別就職後3年以内離職率の推移 参考 厚生労働省|新規学卒就職者の離職状況(令和2年3月卒業者)を公表します 高卒早期離職が起きる原因 高卒の早期離職が起きる原因については、主なポイントとして3つ挙げられます。 ①企業比較がしづらい 高校生の就職活動には、「一人一社制」や「学校斡旋」という独自文化やルールがあります。かつ、内定が決まると原則内定辞退ができません。大学生の就職活動のように、数社並行して選考を進めることは慣習やルール上できず、比較検討ができないという現状があります。学業最優先の高校生を守るためのルールです。 地域によって10月以降になれば、1人2社を受けられるようになってはいますが、高校生が十分に企業を比較できるかというと難しいのではないでしょうか。 ②タイトなスケジュール 高校生の就職活動は、7月求人票解禁、8月応募前職場見学、9月選考スタートと、タイトなスケジュールで行われます。じっくりと企業研究や職種研究ができないまま、求人票を確認して職場見学をする企業を絞り込んでいきます。 早ければ夏休み中から履歴書作成や面接練習などを行いますが、求人票解禁から2ヶ月程度で内定先が決まる生徒が多数。 高校生の就職活動はスケジュールが明確に決まっており、先生のフォローが手厚いというメリットがある一方、短期決戦であるがゆえ、時期を外して就職活動を行うと、採用枠が残っていない状況になります。受験できる企業がかなり絞られて就職活動をしなければいけないという選択肢の狭さから、本人の適性や志望とミスマッチした企業へ内定が決まることもあります。 キャリアbaseでは、サポートが必要だと依頼があった生徒は、7月より本格的に個別就労支援としてじっくりと伴走しております。しかしながら、相談の多くは『二次募集』といわれる秋以降の依頼が多い状況です。秋以降の活動になると、限られた採用枠での就職活動になるため、本人の志望を十分に広げながら、サポートを行っています。一般的なスケジュールである9月の一次選考から、就職活動ができると理想です。 ③情報が少ない 高校生の就職活動は、毎年7月に求人票が解禁になってから始まります。会社や求人内容の情報は、1社2~3枚の求人票がメインです。あとは、会社のホームページ程度。そのため、求人票から数社志望企業を絞って、夏休みを利用して職場見学に行きます。 職場見学をすることで、求人票では得られない会社や働く職場の雰囲気を感じることができます。また、学校によっては高校生の就職活動事情について情報が不足している場合があり、秋以降になって慌てて就職活動をスタートし、キャリアbaseにお声がけいただいてサポートすることもあります。 高卒半年以内の超早期離職者の理由 2大トップ 高校卒業して入社後に、半年以内に超早期離職する理由は大きく2つあります。 ①「入社前と入社後の会社のイメージが違った」 高校生の就職活動では応募前職場見学ができますが、職場見学だけではわからない職場の雰囲気や文化が、実際に働いてみると合わないと感じることがあるという場合あります。 大学生ではインターンシップの文化があり、会社のイメージと自分のイメージのギャップを埋める機会がありますが、高校生の場合は学業優先のため、卒業式までに内定先企業と接触する機会が制限されています。 厚生労働省から企業へ以下の通知がされています。 “卒業前実習、教育、研修等に当たっては、学校教育に支障をきたすことが考えられるため、教育等は入社後に事業主の指揮命令のもとで実施してください。” 参考:厚生労働省:'25 新卒者募集のために令和7年3月 新規学校卒業者の募集・採用 https://jsite.mhlw.go.jp/tokyo-roudoukyoku/content/contents/001808058.pdf また、入社前に想像していた仕事内容と入社してから実際の内容が異なる場合はストレスとなり、離職につながってしまうことあります。 ②「人間関係が合わなかった」 仕事内容は志望の通り入社したあと、指導者や先輩、同僚との人間関係で悩んで離職につながるケースもあります。 キャリアbaseには、入社して数日で「人間関係が合わなかった」という理由で、離職後の転職相談がありました。自分の環境や状況を乗り越えようとする生徒と丁寧なヒアリングを重ねてサポートをしておりますが、離職につながってしまうケースがあります。 新社会人になった以降も、相談ができる場所としてキャリアbaseを信頼していただけているため、社会的に孤立しないようそれぞれの事情に寄り添ってサポートしてまいります。 高卒社員が入社後のギャップを最小限にするためにできること 高校卒業して入社後のギャップを最小限にするためには、就職活動が本格化する高校3年生の夏までに、以下の4点を進めていけるようにサポートしています。高校生から社会人へと大きく環境が変わるからこそ、丁寧に行っていきたいものです。 ①自己分析  キャリアbaseでは、高校1年生の時点から自己分析のためにRIASEC適性検査やTAエゴグラムを用いて“じぶん理解”を進めています。高校卒業後の進路が、進学であっても就職であっても、まずは自己分析から。自分に合う傾向を理解していけるよう促しています。 自己分析の結果から、 じぶんの性格 じぶんに合いそうな職種・業種 仕事内容 の傾向を整理していっています。 ②会社の情報収集  高校生が就職活動で、会社の情報を収集するめに使用するのが求人票です。求人票は文字だけで、A4用紙2~3枚程度の情報しかありません。求人票に慣れていない高校生は見方がわからないため、キャリアbaseでは7月求人票解禁になる前の6月に、就職セミナーで求人票の見方についてお伝えしています。 求人票の見方を伝えた上で、生徒がそれぞれ「自分が求人票の項目でハズせない!」と考える項目の優先順位と理由について書き出して、可視化するようにしています。自分の志望について自己理解を進め、就職活動が本格化する前に就職先に求める条件を整理することで、志望に合わせた活動ができるようになります。 ③夏休みの職場見学 実際に会社の雰囲気や仕事内容を自分の目で見ることで、求人票の文字だけではわからなかった魅力を知ることができます。高校生には、進路選択のときには『自分で「調べる」「見に行く」「比較する」を行っていきましょう』と伝えています。特に「見に行く」は、直接会社の雰囲気を確認できる場です。 高校生は就職活動において、基本的に1社ずつしか選考を受けられないため、応募前職場見学を3社は行くことをオススメしています。 ④希望職種でのアルバイト経験 高校生になると、アルバイトを行っている生徒も多数います。社会人になる前に、希望する職種をアルバイトとして経験をしていることで、職種に対するミスマッチを軽減することが可能です。 しかしながら、アルバイトの方が居心地が良いということからフリーターへつながるケースもあります。そこで、キャリアbaseでは、給与面や責任感、やりがいなど社会人とアルバイトの違いについても生徒に伝えております。 高卒離職防止のためにキャリアbaseが力を入れていること 離職を完全に0にすることは、様々な事情があるため難しいですが、高卒離職の防止につなげるためにキャリアbaseでは力を入れて活動をしていることがあります。 ①キャリア教育  キャリアbaseは、2021年11月に設立後、これまで21,000人を超える生徒にキャリア教育を行ってきました。(2024年6月時点) 高校の進路指導部と連携し、各校に合わせた授業を企画・実施。高校3年時に実施する進学・就職に直結する授業だけでなく、高校1~2年生の段階から自己理解・自己探究・自己肯定感の醸成といった、進路を考える上でベースとなる部分を固める授業も提供しています。 これまでのキャリア教育ガイダンスの一部の様子はコチラ ②就活セミナーの実施 キャリアbaseでは、通信制高校を対象に4月~10月にかけて、新高校1年生から3年生を対象に就活セミナーを実施。 就活セミナーでは、高校生の就職活動の流れやスケジュール、自己分析の仕方や企業選びなど時期に合わせたセミナーを開催することで、早期から進路選択や社会人になるための準備をする支援を行っています。 高校生の就職活動で重要な求人票の見方も伝え、求人票解禁までの期間に求人票に慣れるような機会を設けています。 ③個別伴走型就労支援 キャリアbaseでは、就職活動において何らかの事情を抱えていたり、学校側の就職活動のフォローが難しい場合があったりなど、個別伴走型の就労支援も行っています。 本人の適性・志望を丁寧にヒアリングを重ね、受験先企業に合わせた面接対策を実施。一人ひとりと向き合って、主体的に将来を選んでいけるようなサポートを心掛けています。ときには、10回以上の面談をする場合や、求人票だけで就職活動が難しい場合は企業担当者と信頼関係を築きながら“週5日8時間労働”以外の働き方を提案させていただくこともあります。 ④積極的な提言活動 キャリアbaseがこれまで出会ってきた就職を希望する生徒には、様々な事情を抱えた生徒がいます。就労に向けたトレーニング、社会に出る企業を一緒に探していくことを丁寧に行っていますが、キャリアbaseの活動だけでは、様々な事情を抱えた生徒の就労は難しいのが現状です。 より若者が働きやすい社会を創れるよう、東京都のソーシャルファーム認証制度を1つの見本に「スモールステップ採用」をひろげていきたいと考えています。時間を要する活動ではありますが、彼らを受け入れてくれる社会の土壌をつくっていくため、そして、より社会全体で若者を支援する体制の構築に向けて、積極的に提言活動を行ってまいります。 まとめ|高卒離職防止のためにキャリアbaseができること 『高卒離職防止のためにキャリアbaseが力を入れていること』でもお伝えしましたが、キャリアbaseでは高卒離職防止のために、早期からのキャリア教育や就活セミナー、個別就労支援を行っています。 生徒自身の自己理解からスタートし、生徒との面談内容や面接対策のフィードバック、客観的な問題把握等も共有しながら、学校や担当教員との連携してまいります。 ステップアップ採⽤の創出の強化 生徒が自分らしく働ける企業をキャリアbaseのネットワークからピックアップし、企業側へのフォローも並行して実施。 しかしながら、個別の伴走支援だけは就労が難しい場合があり、勤め先の企業の土壌が必要です。“スモールステップ採用”など就労環境に対して柔軟に対応いただける、受け⼊れ先企業の開拓も行っています。 キャリアbaseでは、送り出した生徒の中に、週3日アルバイトから徐々に週5日正社員を目指す“スモールステップ採用”で正社員になった青年もいます。今後も“スモールステップ採用”を企業に創出していただけるよう活動を広げてまいります。 関連記事 2022年度に“スモールステップ採用”で旅立ったOさんが、4月より正社員へ✨ キャリアbase活動資金の募集 キャリアbaseでは、不登校、ネグレクト、発達障がい、ヤングケアラー、など様々な事情を抱える生徒のサポートをしています。彼らが社会に出て、毎月お金を稼いで、自分で生活していくには大人のサポートが必要です。 しかしながら、サポートを継続的に行っていくには資金が必要なのも事実としてあります。キャリアbaseが活動するための資金全てを学校側や保護者に負担していただくのは非常に難しい状況です。 高校生の未来のための活動資金にご協力いただけないでしょうか。皆さまの温かい輪が広がると幸いです。 キャリアbaseでは、マンスリーサポーター(月額寄付)を募っています! 単発のご寄付も大変ありがたいです。 よろしくお願いいたします。 ご寄付:https://syncable.biz/associate/careerbase/donate

第16回 外国(がいこく)につながる高校生(こうこうせい)の進路(しんろ)ガイダンス | 個別就労支援

第16回 外国(がいこく)につながる高校生(こうこうせい)の進路(しんろ)ガイダンス

3月17日 (日)「第16回 外国(がいこく)につながる高校生(こうこうせい)のための進路(しんろ)ガイダンス」が、東京都立工芸高校(とうきょうとりつこうげいこうこう)でありました!  〇先輩(せんぱい)のはなし ・大学(だいがく)や専門学校(せんもんがっこう)って、どんなところ? ・日本(にほん)ではたらくって、どういうこと? ・日本語(にほんご)をどうやって、まなんだの? 〇専門家(せんもんか)のはなし 大学(だいがく)、専門学校(せんもんがっこう)、会社(かいしゃ)、在留資格(ざいりゅうしかく)のことをくわしくきけます。 〇3/23サッカーイベントのご案内(あんない)もしました! (前回の予告の様子)https://careerbase.jp/blog/seminar/original/p6028/ ぐんま国際アカデミー高校の天海(あまがい)さんより、こんしゅうのイベント「No Boundaries Between Us」のこくち⚽ photo by Bipul /Gunma Kokusai Academy/noboundariesbetweenus << みなさんとサッカーができることを、たのしみにしています!📣 次回(じかい)の進路(しんろ)ガイダンスは、7/20(土)に桜美林大学新宿(おうびりんだいがく しんじゅくキャンパスで開催(かいさい)予定(よてい)とのことです。 参加(さんか)してみたいと思(おも)う高校生(こうこうせい)は連絡(れんらく)くださいね🌸    

2022年度に“スモールステップ採用”で旅立ったOさんが、4月より正社員へ✨ | 個別就労支援

2022年度に“スモールステップ採用”で旅立ったOさんが、4月より正社員へ✨

キャリアbaseが2022年度(昨年度)に個別伴走支援を行い、週3日アルバイトから徐々に週5日正社員を目指す、“スモールステップ採用”での入社となったOさん(通信制高校卒)から、4月より正社員になるという嬉しい報告が届きました!! 株式会社リジョイスカンパニーの掃事業(配属:榊原記念病院)にて採用となったOさん Oさんからのメッセージ 最初は、緊張して誰にも話しかけられなかったですが、徐々に職場の皆さんとコミュニケーションを取れるようになりました。担当している仕事を最後まで終わらせるのは17時まで掛かるので、『16時までの就業を17時までにしていいですか?』と自分から申し出て17時までにしました!今の目標は『100万円貯金!』。4月からは、正社員雇用になるので責任を持って頑張りたいです。 職場の皆さんも、Oさんが正社員になることをとても喜んでくださっていて、「今では職場の頼もしい戦力です!」と上司の方からのお言葉をいただきました! 通信制高校時代、12時に起きていた彼が今は9時には起きているということで、生活のリズムも整って来ているようです。1年ぶりのOさんは、たくましい青年になっていました✨!    

【高校生の就職活動】12月は早めに求人募集状況を確認しましょう。 | 個別就労支援

【高校生の就職活動】12月は早めに求人募集状況を確認しましょう。

みなさま、こんにちは。 年末年始が近づいており、慌ただしい日々をお過ごしかと思います。 体調管理に気を付けながら、2023年を走り切り、新年を迎えたいものです。 さて、今回は、就職支援をされる先生向けに「早めの行動次第で応募できる求人が変わってくる」ことについてお伝えいたします。 先日学校の先生からのご相談で、「健康診断の提出がまだで、年末年始もあって1月に受診することになり、健康診断後に就職活動を考えている生徒がいる。」という話がありました。 先生としては、学校で提出が必須の健康診断が終わっていないため、就職活動ができないと考えられていたようです。 求人応募の前にやるべきことがたくさんあります 大学生の就職活動も社会人の転職活動も同じですが、高校生の就職活動にも求人応募の前にやるべきことがたくさんあります。 高校生の就職活動の場合、求人応募の前の主な準備や対策は以下のことです。 職場見学 履歴書の書き方指導 履歴書清書 写真準備(履歴書貼付) 調査書準備(先生が対応) 面接練習 筆記対策 など・・・。 面接対策は1回だけでは難しいため、複数回対策をして面接当日を迎えています。 筆記試験対策はSPIや一般常識、計算問題など、会社によって筆記試験内容が異なり、応募先企業に合わせた対策が必要です。応募先の企業が決まったら、すぐに対策ができると生徒も安心して就職試験が受けられます。 今回ご相談いただいた健康診断が1月になった生徒は、健康診断を受けるまでの時間を活用して、求人に応募する前に準備できることを進めていくことになりました。 卒業までの時間は限りがあります。何もせずにただ待っている時間は、とてももったいないです。 応募前に求人の募集状況は要確認 12月と1月は、年末年始休暇があるため行動できる時間が限られます。 さらに、既に求人が終了している可能性も高いです。 高卒求人は、7月に求人票が解禁となり、9月の一次応募にて半分は求人募集が終わり、残りの半分は随時2次募集で就職試験が行われていて、求人の募集状況は刻々と変わります。 12月時点でキャリアbaseにご相談をいただいて求人を探す際は、7割の求人がクローズしているものと思いながら、学校の先生と連携をしながら就職活動を進めています。 『就職情報WEB提供サービス』のIDとPWをお持ちの学校の先生は、ログイン可能なので、下記URLで求人情報の閲覧ができます。 『就職情報WEB提供サービス』 https://koukou.gakusei.hellowork.mhlw.go.jp/ しかしながら、求人の募集が終了していても『就職情報WEB提供サービス』上には求人票が掲載されているため、生徒より「就職試験を受けたい」「職場見学に行きたい」「この企業が気になる」などの要望がある際は、早めにお電話で直接企業に求人募集の状況を確認されることをおすすめいたします。 情報整理で求人の幅が広がります 求人票の情報は文字ばかりであり、生徒だけでは情報整理が大変です。 また、就職活動をしたばかりの生徒は、希望が漠然としていることの方が多いため、求人1件ごとに整理してあげると生徒本人もわかりやすくなります。 例えば、「手取り15万円ほどほしい」という要望には、「なんとなくそれくらいほしいな」という漠然とした思いであることも、「家の事情で手取り15万円なければ生活できない」と差し迫った理由があることなど様々です。 生徒へ直接確認できそうであれば、「15万円必要」な理由を聞き、生徒の要望を深掘りしていくと生徒が考えていなかったような求人に出会うこともあり、選択肢の幅が広がります。 お困りのことがありましたらキャリアbaseへご相談ください 高校生の就職活動は決められたルールや文化があるため、就職支援を始めたばかりの先生などお困りのことがありましたら、キャリアbaseへご相談ください。 お話を伺ってキャリアbaseで出来ることをお伝えし、就職活動や進路で困っている高校生のサポートができたらと思います。 【キャリアbaseお問合せ先】 メール: https://career-base.jp/contact/

【個別就労支援】就職活動の疲労が見え始めてきた12月 | 個別就労支援

【個別就労支援】就職活動の疲労が見え始めてきた12月

みなさん、こんにちは。 2023年も残りわずか。新年を迎えようとしております。 高校生は、卒業まで残り3ヵ月ほど。 卒業へ向けた「単位」も気になる時期となりました。 さて今回は、12月のキャリアbase個別伴走支援の現場の様子についてお伝えいたします。 通信制高校の就職活動現場では、これから職場見学の企業を選定する生徒や、面接練習をたくさん頑張っていたけれど2社目の選考も残念な結果が届いた生徒。生徒の残念な結果を受けて、学校の先生も悩んでいるといった様々な状況があります。 学校現場の先生も頑張り過ぎて、なかなか就職活動中の生徒の「採用」という結果につながらず、生徒のサポートをどのようにしたら良いか悩みを抱えていたり、、、生徒自身も『本当の悩み』を知っている人に相談できずにいたりと、就職活動において疲労が見え始めてきた12月でした。 卒業も身近に感じるようになってきた時期になり、生徒と話をしていくと、 「初めて言いました」 「実はシェルターに入っている」 「虐待を受けている」 といった『本当の悩み』を打ち明けてくれる生徒もおり、状況に対応しながら個別伴走支援を行っています。 キャリアbaseという、知っている人ではない第三者の距離感だからこそ、「本当の悩み」を言える場にしていただいていると感じました。悩みを吐き出せることは良いことです。 キャリアbaseで個別伴走支援を行う担当者は、キャリアコンサルタントという国家資格を持っています。キャリアコンサルタントには守秘義務があり、本人の許可なく第三者に話すということはありません。 ※守秘義務とは、相談で知って得た情報を他に漏らしてはいけないこと 必ず、ご相談いただいたご本人に許可をもらった上で、必要であれば相談内容に応じて高校の先生や保護者、施設、行政、応募先企業などと連携をしています。 だたし命の危険がある場合は命を優先にします 高校生のみなさんも、学校で生徒のサポートをされている先生方も、一人で抱え込まず、話せる人や我々キャリアbaseのような相談できる機関などに、相談したり悩みを吐き出したりすることが大切です。 人に話をすることで、悩みの解決方法の糸口が見えることや選択肢の幅が広がることがあります。 誰にも相談できないと一人で抱えている方がいらっしゃいましたら、キャリアbaseへお声がけいただけると幸いです。 【キャリアbaseお問合せ先】 メール: https://career-base.jp/contact/ X(旧Twitter):https://twitter.com/career_base00 Instagram: https://www.instagram.com/career_base/

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