鹿島学園特別セミナー“難”有りの人生って悪くない!背中を押してくれるガイダンスを実施しました! (鹿島学園高等学校・鹿島朝日高等学校・鹿島山北高等学校さま)
今回、元キャビンアテンダントの経験を活かし、現在はEriko’s salonというエアライン就活メンター/hinative 公式ライバーとして活動されている田中恵理子さん(ミナトリーメンバー)に登壇いただき、鹿島学園特別セミナーをオンラインで実施しました!
田中恵理子さんってどんな人?
高校3年生のオープンキャンパス巡りの際に、「こんな女性になりたい!」と心から思える素敵なキャビンアテンダントの先生と出会い、高校3年生の夏にキャビンアテンダントになる夢が見つかりました。
その後、夢を叶えた田中さんは25歳まで客室乗務員を務め、現在は「キャビンアテンダントになりたい!」という夢を持った方たちのメンターとして、就活のサポートをされています。
さっそく、どのようなガイダンスだったのか見ていきましょう!
気持ちと年齢を軸にしたワーク
当時の出来事とその時の気持ちをグラフに表していきます。
気持ち:楽しい・ふつう・苦しい(+100~0~-100まで)
明るく、笑顔が素敵な田中さんですが、過去には学校に行けなくなったり、友達関係が上手くいかず毎日海を眺めて泣いていたりした時期もありました。
そんな中で苦しかった自分を救ってくれたのは「お弁当箱に入っていたお母さんからのお手紙」で、
そのお手紙は、今でも宝物だそうです。
生徒たちもチャットに、自分を救ってくれた・そばにいてくれた○○を教えてくれました!
家族、音楽、近所の公園、恋人など色々な回答が出てきていましたね。
「無難」と「有難」
過去の出来事を振り返り、自分を救ってくれたものを書き出した後、「無難」と「有難」というワードが出てきました。
災「難」や困「難」があった生徒は「有難」の人生となりますが、これは「有難=ありがたい」人生とも言うことができます。
田中さん自身もたくさんの「難」を経験されましたが、その経験をバネに、そして高校3年生の時の出会いをきっかけに、夢・目標ができて「私の本気を誰も見ていない。最後に見せてやる!」と力強く進んで行かれたと話されていました。
過去を自分のものにする
ただ、『苦しかった経験すべてに「有難い」とは思えない』と、素直な気持ちを口にした田中さん。
そこで、田中さんは「過去を自分のものにしよう」と決められました。
<田中さんが自分のものにした過去>
- 傷つけられた時の気持ちを知っているから、仕返しをしない。
- たくさんアンテナを張ってきたから、気づきの力がついた。
- あの時踏ん張った自分に誇りが持てている。
- 環境を変えると、未来も変わると知っているから挑戦できる。
- 誰にでも、すぐに手を差し伸べる優しさを持つことができた。
- 助けて欲しいって言えるようになり、周りの優しさを知った。
- 心がない人間関係の怖さを知っているので、思いやりを持てた。
過去を自分のものにすることで、「過去のおかげで得た物もたくさんあった」と思えるようになったそうです。
田中さんから生徒へメッセージ
貴重なお時間をありがとうございました。
直接「今の生活はどう?」と聞きたかったのが、本心です。
私は何も上手くいかなかった学生でした。あだ名は「変子」。
そんな私も、大人になり、様々なことを謳歌できています。
それは、大人になるまで踏ん張ったからです。
けれども、当時は転校をしたり、見つからないようにしたりして、何度も逃げました。
そんな私からアドバイスです。
苦しい時は、「環境や人の関わりを全て変える」。
何度も最初からやり直すことができます。
そして私から届けたい言葉をこの場をお借りして、もう一度言います。
「あなたは大丈夫」
学生である今は周りから違った目で見られて悩んでいても、社会では必要とされ、誰よりも強い存在となることもできます。
何より社会に出ると、可能性は無限大です。
勉強ができたり、スポーツができたり、しっかりと向き合って成果を残したりした人は、社会でも評価されます。
努力をしているわけですから、評価されるべきです。
ですが、評価されなくとも落ち度はありません。
あなたにしか見えない世界感や能力が備わったはずです。
長くなりましたが、遠くから応援のエールをずっと送り続けます。ファイト!!
またお会いできる日を楽しみにしています。