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【2023年10月報告】通信制高校に通学する高校生の個別就労支援

【2023年10月報告】通信制高校に通学する高校生の個別就労支援 | 個別就労支援

キャリアbaseの活動の一つである、個別就労支援。
9月は面接対策や面接前日の送り出しなど、これまで以上に一人ひとりの生徒に寄り添った活動を行ってきました。

10月頭時点で、個別伴走をしている生徒数は61名です。学校で個別に対応をしてきたけれども、10月になって就職試験が本格化し、やはりキャリアbaseにお任せしたいと相談をいただくケースが増えてきました。

中には、一次応募の結果を受けて落ち込んでいる生徒もいますが、一人ひとりに寄り添いながら、次に受験する就職先の求人票探しを一緒に進めています。そして、並行して、新たに個別伴走支援の依頼があった生徒を受け入れております。

本年の傾向は、ジェンダー・不登校・ネグレクト、外国ルーツ・ひとり親・生活保護世帯など、複数のハードルを抱えた生徒が多数いることです。

ご相談いただいた生徒をすべて受け入れたい気持ちの一方で、現状は人数を抑えながら個別伴走をしています。人数を抑えなければいけない理由としては、キャリアbaseでは一人ひとりに寄り添ってじっくりと時間をかけたサポートを行っており、サポートできる人数に限りがあるからです。

じっくりと時間をかけてサポートしてきたからこそ、一次応募で無事に採用が決まった生徒もいます。今回は、9月に採用が決まった生徒についてご紹介します✨

個別就労支援をして、9月に採用が決まった生徒

9月の一次試験で採用が決まった生徒は6名です。
生徒の事例を一部ご紹介します。

Aさん 経済的DV/ヤングケアラー/母子家庭/外国ルーツ/寮付き就活

「親元を離れ、目指してきた調理師になりたい!」と、調理師を目指したいと就職活動を頑張っておりました。無事に希望の調理師として採用が決まり、卒業後の準備に向けて取り組んでいます。

Bさん 夜逃げ/DV/母子家庭

「家族の大黒柱になる、キレイなママになりたい、幸せになりたい」という想いがあり、「ここだ!」と生徒本人が決めたエステの会社で採用が決まりました。

Cさん 中学から不登校/通信制高校を2回転校経験あり

「自分に何がむいているかなどわからない、苦手な人がいると固まってしまう」という悩みがあり、寄り添ってヒアリングしていく中で、本人に子どもやご高齢者と接することが好きだと分かり、介護関連の会社で採用が決まりました。

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複数のハードルを抱えながらも就職を希望する子どもたちが、卒業後の居場所を見つけられるように、引き続き丁寧に寄り添って伴走してまいります。

みなさんにお願いしたいこと

私たちが個別就労支援をしている生徒は、大人から見ても難しいと感じるハードルを越えようと行動しています。

ありがたいことに、高校の先生方に信頼していただき個別就労支援の機会をいただいているキャリアbaseですが、対応できる人数は限られてしまっており、心苦しいと感じているのが現状です。

高校卒業後に孤立してしまう若者を一人でも減らしていけるよう、キャリアbaseの活動に参画していただける方や、月額寄付(マンスリーサポーター)としてキャリアbaseの活動にご支援いただける方の募集を行っております。

未来ある子どもたちを育む活動に向け、ご支援いただけると幸いです。

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