2025.11.18
自立援助ホームへ視察に行きました!
先日、千葉県内の自立援助ホームへ視察に行ってきました。
実は、この施設のホーム長の橋本さんが校内キャリアサロンのサポーターをしてくれていることもあり、情報共有ができる部分があるのではないかということで訪問したい旨を伝え、温かく迎え入れていただきました。
🔎2025年度の校内キャリアサロンの様子については、こちらからぜひご覧ください^^
⭐自立援助ホームとは?
義務教育を修了した15歳から20代前半で、支援してくれる家族や家庭のない若者たちが高校へ進学したり、アルバイト等をしながら自立の準備をしたりする家です。自立援助ホームの始まりは、児童養護施設等を卒業した若者たちが社会人として巣立っていく中でアフターケアとして施設職員たちの善意による活動としてスタートしたものでした。平成10年に児童福祉法第2種社会福祉事業として位置づけられ公的な支援を受けるようになりました。
ホーム長の橋本さんも、当初は自身の勤めていた児童福祉施設の卒業生たちがおとなになる過程を支えたいと考えて運営を始めたそうですが、実際は家庭からの入所相談が多かったそうです。家庭や地域の中で在宅支援を受けていた若者や、支援機関とつながってこられなかった若者たちが、思春期年齢になり自立援助ホームにつながってくるのだそうです。

【子どもたちが生活する部屋の一部】
🍀自立に向けたサポートと子どもたちの現実
当初、ホームのスタッフは自立するために就労に関するサポートも担っていました。 しかし彼らが必要とすることは「自分のための食事が提供される」「安心して眠れる」「失敗しても大丈夫」その当たり前のおだやかな暮らしの保障でした。そんな生活の中で元気がたまってきてやっと「これから」を考えられるようになることから、「自立」=「就労」ではなく、「何を大切にしていきたいか」「どんなふうに生活していきたいか」という選択を自分でできるようになることを「自立」と捉え応援しているそうです。
現在は、周りのネットワーク(外部の協力者)に依頼し、様々な職業や生き方を示す大人との接点を作る機会を提供したいと考えているようです。
その一貫でホームのみんなで毎年作る自家製のお味噌を使ったクッキー販売を行っているそうです。
スタッフさんが中心となっているようですが、最近少しずつ子どもたちも手伝うことがあり、その日も近々マルシェがあるためその準備で1名手伝っていますというお話がありました。
時間の関係でそこにお邪魔することができなかったのですが、次回は絶対訪問します!
クッキーがホームに少しあったので購入させていただき、きなこ味とみそ味を食べたのですが、きなこはサックサク、みそはちょっぴり塩味があり、おとなが好むようなお味でとても美味しかったです。

【一緒に住んでいるやまちゃんがモデルのクッキー】
🌸本人の選択を尊重し、生きていくために必要な教育をしていく
自立援助ホームでは「失敗の保障」を大切にしています。私たちは失敗経験から自分で考え、結果を受け入れる経験を重ねホームから離れて生活するという次のステップに進みます。
このホームではスタッフが生活について強要することはなく、基本本人たちを肯定し受け止めていることもあり、入所時は手放せなかった精神安定剤もここに来てから一切飲んでいない子どももいるという現状も教えていただけました。

【念の為のお守りという形で置いてあるそうです】
子どもたちにとって、心休まる場所があるだけで、精神的なストレス等が大きく軽減されることがリアルに感じられる瞬間でした。
自立後の困ったことの1位は意外にも「ゴミ出し」だそうです。
ゴミ袋を売っている場所がわからない、分別がわからないことが原因だそうで、ゴミ出しのチラシを壁に貼り、一人暮らしになった際に困りがちな現実的なスキルを習得するための練習も行われていました。

⛵子どもたちに社会への広がりを作ってほしい
私たちキャリアbaseの居場所支援では、小学生から20歳くらいの若者が集まるようになっています。
今までも居場所のイベントとして、子どもたちが自由に選択できる機会を作るために、フットサルイベントやクリスマス会、イチゴ狩りや日帰りキャンプといった多様な企画を過去に実施してきました。
これらのイベントの多くは助成金の力を借りながら、支援の必要な子どもたちが参加費無料で実施できるように企画しているので、このような機会を増やして社会への広がりを作るために来てもらえたらいいなと考えています。
ホームの子どもたちが来てくれたら、もしかしたら新たな交流もできそうですね、という話もさせていただきました。
これからもお互いに情報共有をしながら、それぞれどのように支援を進めていくかを時々話せるといいなと感じています。
お忙しい中、ご対応いただきありがとうございました!
