2023.06.26
NPO法人日本キャリアコンサルティング協会キャリコン交流会 「高校生支援の実態と事例検討会」を行いました!
キャリアbaseでは先日、教職員セミナーでもお馴染みの1級キャリアコンサルティング技能士の福島さんと、30代で独立し、中小企業様の採用~定着~活躍のご支援に伴走している国家資格キャリアコンサルタント猪瀬さんと「高校生支援の実態と事例検討会」を実施しました。 福島 雅史 さん(キャリア・ライフ代表・NPO法人日本キャリアコンサルティング協会理事長) 猪瀬 慶久さん(株式会社Philosophy Arts 代表取締役) キャリアbaseの活動の取り組み キャリアbaseでは、通信制高校の生徒たちを中心に、社会的自立をサポートするため主に下記3つの活動を行っております。 キャリア教育 個別就労支援 居場所支援 2021年から活動を開始し、これまでのべ10,000人を超える生徒・教職員へのキャリア教育と、年間約70名を超える生徒への個別就労支援を実施してきました。 キャリアbaseは、さまざまな境遇を持つ高校生に寄り添って、一人ひとりが主体的に将来の進路を考えて選択していく力を高めることを大切にしています。 通信制高校における進路未決定の現実 通信制高校に通う生徒は、全国で約22万人です。 出典資料『学校基本調査(平成元年度)』及び『学校基本調査(令和元年度)』(文部科学省) ・多くの課題を抱え「生きづらさ」に悩む生徒たち 生徒一人ひとりが抱える課題は千差万別です。 発達障がい 自閉症 施設育ち 貧困 ヤングケアラー 外国籍 さまざまな境遇により、何らかのハンディキャップを持って生きづらさを抱えているケースがほとんどです。対人関係や家庭環境に問題を抱え、コミュニケーションにハードルを抱える生徒も少なくありません。 「通信制高校」における進路未決定の現実 高校生の就職活動においては、 三者協定 学校斡旋 一人一社制 タイトな就活スケジュール など、独自のルールや制限があります。 さらに、高校生の新卒採用を検討している企業は「明るさやコミュニケーション力」を重視する傾向が多く、「通信制高校」という理由だけで企業から断られるケースは珍しくありません。その結果、通信制高校卒業生の「進路未決定率3割超え」という現実を生み出しています。 「進路未決定」が生み出す社会的孤立 通信制高校の生徒は、学校に通う機会が少なく、居住地も各地に点在しています。 生徒たちは、明確な居場所がつくりにくく、結果的に学校や友達との関係性が強くないまま卒業を迎えてしまうケースが多くあります。学校内でのコミュニティや友人関係が希薄なまま、卒業後の進路が決まらない生徒は、卒業後さらに社会的孤立を深めてしまいます。 しかし、適切な情報提供と支援があれば、社会人一歩目をスタートすることができる力は十分にあります。周囲から見ると困難な状況であっても、未来に向けた希望をもって行動できる若者たちです。 学校現場では、多くの教職員が生徒のサポートに向けて尽力されていますが、学校だけのサポートだけでは難しいケースが増えています。彼らの受け皿となりうる支援体制はまだ少ないのが現実です。 キャリアbaseからは、これまでの活動を通じた問題点を共有したうえで、事例検討会を行いました。 高校生支援の実態と事例検討会 あまり知られていない最近の高校生の就職活動の実態や、昨今増え続けている不登校・進路未決定が及ぼす社会的孤立など、通信制高校に通う生徒に関する現状課題と併せ、彼らが備え持つ可能性についても、新しい視点で多くの気づきや様々なアイデアをいただきました。 アニメやゲーム開発の編集の仕事はどうだろう YouTubeのテキスト作成という仕事がある テレワークでチャットコミュニケーションがあるところもいい 発送業務を請け負っている会社のこの部分の仕事はどうだろう 生徒たちをまず法人で採用して、仕事を作っていくというのはどうだろう マーケティングの仕事で活躍できそう 様々な企業の右腕として伴走支援し、活躍されている方視点で、生徒が活躍できるイメージとして浮かんだ発想の数々はとても新鮮で学びがいっぱいでした。 福島先生、猪瀬さんありがとうございます!